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April 15, 2006

科学者は「科学」を信用していない?

ということで、忙しい週末その1です(笑)。

今日は、まず朝会社に行ってちょっとだけお仕事(簡単なミーティングなのですが、平日に時間が取れなかったのですね)。終了後、散髪に行ってちょっとサッパリしてから、横浜へ移動。まずはJTBにて渡米チケットの受け取りをすませました。

その後、英語保持教室に行っていた家族と合流して新横浜へ移動。サイゼリヤで昼食を取ってから(本当は家族みんな「大戸屋口」だったのですが、すごい行列だったのであきらめたのでした)、ビックカメラに行ってデジカメの偵察。見ているとどれも一長一短あって悩んでしまいましたが、総合的に判断してある機種を最終候補に選定しました。ただ、念のため一晩寝て考えが変わらなかったら、ということで本日の購入は見送り。最後に、プリンスぺぺで旅行鞄を偵察。ズバンと心に入ってくるモノがなかったので、こちらも購入は見送ることに。

明日は国際免許を取りに行って、アメリカに持参するお土産の偵察に行く予定。条件が揃えば、デジカメの購入に踏み切るでしょう(天気予報的表現ですね(笑))。

060415_2 んで、今日は「99.9%は仮設 思いこみで判断しないための考え方」(竹内薫著、光文社新書)の話など。いわゆる「科学哲学書」の類ですね。内容をまともに説明していると大変なので、表紙の折り返し部分にあった内容を転記します。

「最近どうも頭が固くなってきたなぁ」
そんなあなたにつける薬は“科学”です。文系理系を問わず、科学のホントの基本を知るだけで、たったそれだけで、あなたの頭はグニャグニャに柔らかくなるかもしれないのです。科学の基本……それは、「世の中ぜんぶ仮説にすぎない」ということです。思いこみ、常識、前例、先入観、固定観念……そういったものにしばられて身動きがとれなくなっている人っていますよね? 「なんでこんな簡単な話が通じないんだ!」ってイライラしますよね? そんなときは、気休めにこの本を読んでみてください。きっと、ものの考え方から世界の見え方まで、すべてがガラリと音を立てて変わるはずですから。
 (「99.9%は仮設 思いこみで判断しないための考え方」より抜粋)

常識を鵜呑みにするな、信用しすぎるな」「科学を信じすぎるな」などといった、どちらかというと「過激な」売り文句もあって、結構売れている本のようですね。実際、ネットとかで見ても高評価のレビューが多いようです。

ただ、個人的にはこの本で言っていることって、「決して新しくない、ごくごく当たり前のこと」だと思います(もちろん、筆者は分かって書いていると思いますが)。私自身、今までの「常識」を盲目的に信用していないからこそ「研究」というものを生業にしている訳で、逆に言うともし「常識」を信じ切っているならば「研究」なんてしないと思うのです。今ある「科学的常識」を打ち破ろうと思うからこその科学者なのであって、そういう意味で、「科学者は最も『科学』を信用していない」と逆説的に言えると思うのですね。

そういう観点に立つと、「他人の意見を頭から否定する」って科学では本質的に出来ないと思うのですね(この本では、「科学とは常に反証可能なものである」という表現になっています)。常に他人の意見に興味を持ち、「素直に」受け入れる姿勢というのは科学者にとって非常に重要な資質だと思うのですが、周りを見ていても結構これが出来る人って少ないんですよね。

そして、こういうことが自然に出来る人って、まず例外なく有能で魅力的な科学者だというのは私の周りを見渡しての事実なのですが、きっとそれなりに普遍的に当てはまることなんではないかな、と思います。

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Comments

疑うことから全てが始まる!
地球は平らではない、惑星の中心ではない、という数々の至言が示していますね。

Posted by: そう | April 16, 2006 at 09:35 PM

★そうさん
「常識」を疑うには、その「常識」を十分に知っておく必要があると思うのですね。そういう意味では、疑うという行為はまず"respect"が伴って当然だと私は思います。

その"respect"があるからこそ「他人の意見を尊重する」訳で、そう思うと、この"respect"こそがもっとも科学者に必要なものと言った方がいいかもしれませんね。

Posted by: ぶるぼん | April 17, 2006 at 06:36 AM

レスペクトという面で言えば、わたしは日々、思っています。サイエンティストは、テクニシャンや事務方に対してのレスペクトの気持ちが、己の仕事の仕上がりに重大な影響があると意識しているかと。彼らのためにすこし頑張るか、それとも就業時間にきっかりに帰るか。エライ違いでしょう?

Posted by: pira | April 19, 2006 at 10:17 PM

★piraさん
確かに、中には一緒に仕事をしている周りの人へのrespectが表現できないscientist、engineerがいたりしますね。その辺り、一般の人間関係と一緒できちんと心配りしないといけないなあ、と自戒を込めて思います。

Posted by: ぶるぼん | April 21, 2006 at 06:18 AM

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