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March 30, 2006

「尊敬」は誰に向けるべきか?

ということで、本日は工場で試作の打合せ。データも揃ってきて、かなり前向きな雰囲気になってきていると思います。もうちょっと頑張れば一つの壁を越えられるかもしれないなあ、と気合いが入った一日でありましたことよ。とは言いつつ、細かい点で確認することはまだまだ多いので、忙しさは中ぐらいなりオラが春、って感じかも(笑)。

Thayneんで、行き帰りの新幹線の中で一冊本を読んでしまいました。アメリカ人の国民性がよくわかる英語(ディビッド・A・セイン著、KAWADE夢新書)です。アメリカでよく使われるいろんなフレーズを取り上げ、その中に隠れている「心理」を通じてアメリカ人と日本人との考え方の違いを説明しています。英語ネイティブであり、かつ日本に長年住んでいる筆者が言っているだけにその内容のインパクトはホント大きいですね。

いろいろと興味深い内容はあったのですが、今回認識を改めさせられたのはアメリカと日本とで「尊敬」に対する感覚が違う、という事実でした。日本では尊敬語や謙譲語、丁寧語といった「相手を敬う言葉」が存在するのに対し、英語(正しくは米語でしょうか)ではそこまで明確なものが存在しないというのはみなさんご存じかと思いますが、それは、「相手によって話し方を大きく変えることはintegrity(誠実さ)に欠ける」と思うアメリカ人の感覚によるものだ、という説明がされていて、かなり目からウロコが落ちました。

もちろん文化的な違いなのでどちらがいい、とは言い切れないのですが(個人的には、それぞれ相手側のいいところを見習えばそれでいい、ということだと思いますが)、確かに「年齢」や「立場」で話し方を変えるという行為自身は冷静に考えるとおかしい気もします。特に、相手が自分より下だと見ると途端に態度を豹変させるケースですね。

中でも個人的に非常に気になるのは、お店の店員さん(中でもレストランのウェイター、ウェイトレス)に対して妙に尊大な態度を取る人です。もちろん客なので遠慮をする必要はないのかもしれませんが、店員に対して敬意を払うということは基本的な前提条件だと私は思うのですね。そう思うと、アメリカでは確かにそういう尊大な客を見かける確率は極めて低かった気も。

「年上の方を敬う」「立場が上の人を敬う」・・・これ自身は基本的に素晴らしいことだと思うのですが、同時に「年下の人を敬う」「立場が下の人を敬う」ということは決して忘れてはいけないなあ、と思います。

この本では同時に、「名刺」に関する興味深い考察がなされていました。日本で名刺を交換するのは「相手の肩書きを知ってどういう言葉遣い・態度・姿勢にするかを決める」ためであって、だから必ず最初に名刺を交換する必要があるが、それに対しアメリカでは「連絡先を知らせる」ためであり、名刺はいつ交換してもよい、というものです。この説、多少極端なところもありますが、基本的には非常に鋭い指摘だと思います。確かに、アメリカでいくつか業者に会ったことがあるのですが、メールアドレスを先に知っていたので名刺をもらわなかったというケースもままありますもんね。

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