« 'Blue'に謎の踊りをご披露の巻 | Main | 石狩鍋、ウナギ手巻き寿司、んで停電… »

01/28/2005

「日本的」「アメリカ的」な研究開発とは

実験の方ですが、実はまた新たな壁にぶつかりつつあったりします(笑)。うーん、なかなか簡単にはいかせてくれないなあ、と思いつつ、だからこそ成功したときの達成感も大きいわけで、「泣かないように、負けないように、いい夢をみるんだよ」 ((c)鴻上尚史)の気持ちで行こうかなと思う次第です。
…意味がよく分からないですって?大丈夫、私もよく分かってません(笑)

とまあ、そんな合間に本日は英語の個人レッスンへ。最近はすっかり雑談の時間となっていますが、自分が本当に話したいことが話せるという意味で、とてもいい練習になっているような気がします。今日の話題ですが、どうやってその話になったのかは憶えていないのですが、中村修二さん(青色LEDの開発者で、現カリフォルニア大サンタバーバラ校教授、勤めていた会社と特許紛争を起こしたことで有名)や田中耕一さん(生体高分子の質量分析法のための「脱離イオン化法」の開発によりノーベル化学賞を受賞)に関することがメインでした。私もこのお二人と同じく企業で研究員をしているので、いろいろと思うことがあったりするのですね。

中村氏は会社に数百億の発明対価を要求したということで、研究者・技術者の間でも時々その是非について議論がなされたりします。私個人の意見としては、「細かい裏事情が分からないので簡単には言えないけど、中村氏も会社もやり方として問題があるなあ」といった感じです。ただ私は、この紛争自身よりももっと気になっていることがあります。それは、中村氏が「日本では,技術者の給与がスタースポーツ選手並みなんて考えられない」と発言している点です。
※会社に多大な利益をもたらした特許に対する報酬が十分ではなかったという問題については、以下ではいったん置いておきます。

日本の会社の基本的な方針は、「研究開発が失敗しても基本的にその責任は取らせない(要は簡単にはクビにしない)、ただし成功しても目が飛び出るほどの報酬は与えない」といった感じではないかと私は思っています。これに対し、スポーツ選手の場合は、「成功した場合の報酬はたんまり与えるけど、その代償として失敗したときには簡単にクビにするよ」といったスタンスなんだと思うのです。彼自身、アメリカの会社からイチロー並の給料を提示されたと言っていますが、それは定期的な人材流動がある(ぶっちゃけて言うと簡単にクビにされる)アメリカの会社ならではのことだと思うのです。

アメリカでは、それぞれの人が自分の専門(specialty)を持っていて、それぞれが自分の役割をきちんと果たすことで社会が回っています(逆に言うと、他人の専門性を尊重する分、自分の専門以外には口を出しません)。これに対し、日本ではもちろんそれぞれの専門性を持った上で、その垣根を越えて協力することで回っている社会だと私は思っています。この点がいかにも「日本的」と言われるところかもしれません。ただアメリカと日本と両方の社会を経験して思うのは、「日本的」な方法では「スター選手」は生まれなくても「スター商品」は十分に生まれるし、もし「スター選手」になりたいんだったらいわゆる企業の枠から抜けて、ベンチャー等の「アメリカ的」な世界に足を踏み入れればいいと思うのです。

そういう意味で、中村氏は「日本的」な世界を捨てて「アメリカ的」な世界に飛び込んだ訳で、それはそれでもちろん素晴らしいことだと思います。ただ、だからといって「日本的」な研究開発のやり方に問題があるとは私は思いません。むしろ、両方のやり方を簡単に選択できるという意味で、実は日本の研究者は恵まれているのではないのかな、と私は思うのです。

|

« 'Blue'に謎の踊りをご披露の巻 | Main | 石狩鍋、ウナギ手巻き寿司、んで停電… »

Comments

Bullying rates are higher for members of the LGBT community wifh nine out of ten reporting some kind of bullying while in school. This neew technology enables users to create website pages featuring lices of their favourite websites live on one home page. The sjte also gives you all the information that you need on a specific game.

Posted by: woozworld cheats for wooz | 04/18/2014 at 04:50 PM

When choosing the colours for your office, there are a few basic points to consider. For sure, acid fans of Tom Welling look forward to a more fruitful and successful blockbuster. You can enjoy this action-adventure game as it be released oon September 29, 2013.

Posted by: castle clash hack tool | 04/25/2014 at 10:48 AM

And, if they are competition, is the growikng popularity of social networking games a threat tto the traditional gaming industry. Because My - Space is really an online network, it produces geographical boundarries less important. The site also gives you all the information that you need on a specific game.

Posted by: woozworld cheats for wooz | 05/08/2014 at 04:51 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27103/2726452

Listed below are links to weblogs that reference 「日本的」「アメリカ的」な研究開発とは:

« 'Blue'に謎の踊りをご披露の巻 | Main | 石狩鍋、ウナギ手巻き寿司、んで停電… »