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09/30/2004

"imagination"と「能動的行為」

今日もコセコセとサンプル作製の一日。なかなかいい条件が見つからず苦悩中だったりします。この苦しさは、まるで「50mプールを潜水で泳いでいる途中の苦しさ」ですね。うーむ、そうか?(笑)

夕方、同じアパートに住む日本人の方と偶然会いました。しばらく話をしていて、そこで我々が卒業した日本の大学の話になったのですが(同じ大学出身なのです)、当時よく行っていた定食屋の話とか出てきて妙に懐かしかったですね。

さすがは学生街、その店で大盛りを頼むとご飯がホント山盛りになるんですよね。「まんが日本昔話か!」と言いたくなるくらい(笑)。もう10年以上行っていないのですが、今もその店あるのかなあ…ああ、日本の定食メチャメチャ食べたい!(笑)

夕陽の写真ナリえー、脈絡もなく写真など載せてみました。沈みゆく夕陽です。何か妙に太陽が大きく見えたのですが、アメリカの太陽は大きいのでしょうか?

 …そんなこと言うヤツが研究留学なんて…

 ちゃんちゃらおかしいよ! ヽ(゚Д゚)ノ


閑話休題(それはともかく)。

そうそう、多くの小学生が月の満ち欠けの理由を知らないとか、ちょっと前にニュースになってましたね。「天文現象に対する小学生の知識や理解は危機的状況にある」なんて書いてありますけど、私から見たらそういうことを自分から知ろうとする「興味や好奇心」がない方がもっともっと危機的だと思います。そう言えば、アインシュタイン博士も似たようなことをおっしゃってましたね。

 Imagination is more important than knowledge.
 Knowledge is limited. Imagination encircles the world.

「知識を得る」なんて、ある意味「他人が歩いてきた道を知る」だけの受動的な行為でしかないと思います。「興味や好奇心」を持つことでいろいろな"imagination"を育むことが出来て、そして初めて自分の前に道を切り開いていくという「能動的な行為」が出来るんだと私は思うのです。

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09/29/2004

発表終わったああ!/息子、英語で初ゲンカ

 発表が終わったあああ! ヽ(´▽`)ノ

いやあ、気付いたら1時間近くしゃべり倒していました。何か、自分でも悲しくなるほどたどたどしい英語をしゃべってるなあと思ったのですが、皆さん興味を持って聞いていただけたようで、とりあえずよかったよかった。何より、質問がそれなりに出たのが嬉しかったり。

えー、何か喉が痛いのは、しゃべり倒したせいなのか、発表が終わって緊張の糸が切れたせいなのか、それとも今日から急に寒くなったせいなのか…まあ、事実として言えるのは、

 今日は半袖ではメチャ寒かった (゚Д゚)ノ

昨日、「春秋は短い」というネタ振りをしたばっかりですが、それにしてもこのタイミングの良さ。さてはお天道様もこの日記を読んでるな!?

…ちょっと疲れているだけです。気にしないでください…

奥さんから聞いた話。
幼稚園に息子を迎えに行った時、ちょうど他の子とおもちゃの取り合いをしていたそうなのです。以下、そのやりとり。

 他の子  "It's mine!"
 ウチの息子 "No!"

 他の子  "Yes!"

 ウチの息子 "No!"

 他の子  "Yes!" (゚Д゚)ノ

 ウチの息子 "No!" ヽ(`Д´)

…以下、無限ループ…

結局その場は先生が仲裁に入って収まったそうなのですが、"No!"だけでケンカを成立させている息子の姿が何ともおかしかったそうな。でも、そうやってさらに英語を覚えていくんでしょうね。「怒ったり」「酔っぱらったり」して理性がどこかに吹っ飛ぶと、自分でも驚くほどの語学力が発揮されますから。
でも、私よりベラベラ英語をしゃべるようになると…ちと悲しいな(笑)。

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09/28/2004

アメリカの「季節感」/食べ物と「自分のルーツ」

今日もひたすら文献とにらめっこの一日でした。ここしばらくの調査結果を受けて、明日からはいよいよ新しい装置で実験にトライしてみようと思います。これがうまくいくと大幅に前進できるのですが、果たしてうまくいくでしょうか。いくといいな。

んで明日は、先週延期となったグループ内週例会での発表です。基本資料はほぼ出来上がっていたので、今日はちょっと見直しをしただけでした。もはや発表原稿を作る気もない私。果たしてうまくいくでしょうか。うまくい(以下省略)

紅葉が始まってます気付いたらもうすでに紅葉が始まりつつあるのですね。冷静になると、9月も終わりそうだから当たり前なんですが、何か全然そんなイメージがありませんでした。そう言えば、スーパーとかに行くと、Halloween(10月末)の飾り付けとかがしてあって、「なんて気が早いことだ!」と思っていたのですが、私の方が季節に乗り遅れていただけだったのですね。( ̄□ ̄|||)

なぜすっかり季節感がなくなっているんだろう、とつらつら考えてみると、一つには最近そこそこ暖かい(昼間は30℃近い)のもあるのですが、それ以上に「帰省」という夏の風物詩を体験していないのが大きい気がしてきました。そう言えば、今年のお正月もなんかお正月っぽくなかったもんなあ。

そうそう、こちらに長く住んでいる人曰く、「春と秋はすぐ終わってしまう」そうです。確かに、去年も渡米直後はまだ「夏」って感じで、基本的に半袖で過ごしていたのですが、しばらくしたらいきなりダウンジャケットとか必要になりましたもんね。今年もまた軽く氷点下20℃とかまで下がるんだろうなあ…ああ、思い出しただけで寒くなってきました(笑)。

アジの開きえー、突然ですが、本日アジの開きをいただきました。以前、ChicagoはArlington HeightsのTensuke Marketで購入してきた冷凍モノです。日本にいたときは旅館の朝食以外ではほとんど食べたことがないのですが、久々に食べると何とも美味でありますね。ちなみに、最近弁当のおかずとして大活躍中なのは、やはりArlington Heightsで購入してきた高菜漬けだったりします。(´∀`)ノ

今日、同じ研究室の中国系アメリカ人と話をした時、どういう流れだったか忘れたのですが食べ物の話になって、私がたまにArlington Heightsに買い出しに行くと言ったら、彼も時々ChicagoのChinatownまで食料を調達に行くと言っておりました。彼は基本的にアメリカで育っているのですが、やっぱり自分のルーツである中国の食べ物にはこだわりがあるのですね。それだけ食べ物って重要なものなんだなあ。しみじみ。

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09/27/2004

アメリカの「麻婆茄子」/息子の「自我の目覚め」

今日は、昼食に東海漁村(Mandarin Wok)という店に行って来ました。今住んでいる街の中では一番美味しい中華料理を出すと評判の店で(他の店はAmerican Chineseなのに対し、この店は本場の味に近いという話)、実際我々もよく通っています。

この店の大きな特徴、それはメニューの圧倒的な多さです(実に300種類以上!)。メニューは壁に貼ってあるのですが、ちょっと困ることにそれが全て中国語で書いてあるのですね(一部英語で書いてあるメニューもありますが、その辺の料理はAmerican Chineseに近いそうな)。メニューの種類も多いし、それがどんな料理か分からない(基本が漢字なので、ある程度は想像がつきますが)ということで、何を注文したらいいのか困ってしまうのですが、それもまた楽しかったり。

東海漁村の麻婆茄子そして、最近のお気に入りは「麻婆茄子」です。アメリカで「麻婆」(四川:Szechuan系)というと、味の基本的な方向性は一緒でも、独特の素材を使っていたりすることが多い(ある店の麻婆豆腐"Bean Curd Szechuan Style"は、思いっきり揚げ豆腐を使っていて、ミックスベジタブルとか入っていた)のですが、この店のは我々が食べ慣れたような「麻婆茄子」を出してくれるのですね。そして、これがまた辛くて美味!なのです。

んで、嬉しいことにと言うか困ったことにと言うか、さすがはアメリカ、メチャメチャ量が多いのです(写真では分かりにくいかもしれませんが、皿もソコソコ深いのです)。今回の実例。大人2人で食べきれずお持ち帰りし、夕食にまた大人2人で食べて、まだ残ってます。

 いったい何人前のつもりなのでしょうか?ヽ(゚∀゚)ノ

…まあ、美味しいから許されるんですが(笑)。

さて、今日は本当は午後に予定があったのですが、突然のキャンセル(会う予定だった人の子供が病気になってしまったのです)。思わぬ空き時間に、音楽を聴きながら読書、のつもりだったのですが、気付いたら惰眠を貪っておりました。いやあ、いま無意味に元気!(笑)

えー、以下タダの親バカ話です(笑)。
今日、息子(3歳10ヶ月)が家の中で躓いて軽く転んだのですが、それを見て笑っていた私に一言。

 おとうさん、笑わないよー! ヽ(`Д´)ノ

今までは、こういう場面で「エヘヘ (´∀`;)ヽ」と笑っていただけだったのに、気付いたら逆ギレをかまされる始末。それだけ「恥ずかしい」という気持ちが芽生えてきたということなんでしょうね。「自我の目覚め」と言えばカッコイイけど、「反抗期の始まり」だったらチト困るな(笑)。

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09/26/2004

アメリカの「お誕生会」/Rockome Garden訪問のわけは…

お誕生会会場今日は朝からお出かけ、先週に引き続きCurtis Orchardに行ってきました。幼稚園で息子と同じクラスの女の子の誕生日パーティーにご招待されたのです。日本で子供のお誕生会というと、その子の家でやるのが普通だと思うのですが、アメリカでは子供博物館や公園、農場などといった子供達の楽しめる場所でやるケースが非常に多いですね。確かに、みんなが揃うのを待つ間とか、こういう場所だと子供達は暇を持て余すこともないのでいいかもしれません。

と言いつつ、結局お誕生会で何をやるかというと、子供達がケーキやご飯を食べて(大人もおすそ分けに預かることもあります)、その後個々めいめいに遊ぶ、といった感じで、「みんな揃って何かをしましょう!」という思想が非情に希薄な(というか、日本が強すぎるという意見もある)アメリカらしいものです。この辺の思想の違いは、「人に合わせることを美徳」とする日本と、「人に合わせることは自分自身のオリジナリティの放棄」とみなすアメリカといった感じで、大人になるとより如実になりますね。まあ、どちらの思想も極端に走ると困ったことになる訳で、結局はどこで上手くバランスを取るかが大切だと思います、ハイ。

Rockome Gardenその1それはともかく、今回も同様な感じで会は進み、結局12時頃自然解散という形でパーティーは終了しました。この「自然解散」ってのも日本ではあまりない風習ですよね…

今日はその後、Interstateを30分ほど南下して、Arcolaという街にあるRockome Gardenという所へ行ってきました。名前の通り、基本的には石で出来たオブジェやいろんな季節の花々で飾られた公園なのですが、ここの最大の特徴は、この場所がアーミッシュ(Amish:キリスト教の一派「再洗礼派」に属した人たち)の村の中にあるのです。

Rockome Gardenその2アーミッシュの方々は、宗教上の理由により文明の力を借りずに生活をしている(電気や電話を使わない、車の代わりに馬車を使う)こと、そして独特の質素な洋服で知られています。公園の中ではそういう方を数多く見かけるので、写真でご紹介したいところなのですが、残念なことに同じく宗教上の理由により、写真を撮られることが禁止されているそうなのです。ということで、ここでは普通に公園内の様子だけをご紹介しておきます。とってものどかな所で、ボンヤリ過ごすにはなかなかでしたよ。

Rockome Gardenその1さて、今日こちらを訪れた本当の理由ですが…実は、"Model Railroad Show & Sale"(電車模型展示販売会)が開催されていたためです。そう…電車バカ息子への贈り物だったのですね(笑)。

結局、3時間近くこの公園にいたのですが、

 そのうち半分以上は電車に張り付いていた我が息子 (*´∀`*)

ああ、いったい何が彼をそこまで惹きつけるのか?
教えて、サミアどん!(←なんか間違ってる(笑))

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09/25/2004

「イリノイ州」と「佐賀県」の共通点?

今日は文献と電卓を両手に持ち、ずっと計算に勤しんでおりました。いろんな文献から理論式を引っ張り出して、それが自分のケースにどう適応されるかの概算をしていたのですね。かなり面倒くさい計算(式自身が複雑というより、単位系を合わせこんだり、それが間違ってないか検算したりするのが面倒)だったのですが、おかげでかなり見通しがよくなった気がします。

今日はとにかく、何にも邪魔されずひたすら集中できる環境がとってもありがたかったですね。会社にいると、やれ電話だ、やれ会議だ、やれトラブルだ、なんて細々と遮断されてしまうことが多いですから。さて、本日の計算はいつか実を結んでくれるでしょうか。個人的にはかなり手応えを感じている今日この頃だったりするのですが…

そして、そんな計算がちょうど一段落した17時過ぎ。いきなり先生が部屋にやってきて、

 ちょっと飲みに行かない? ヽ(´∀`)

というアメリカでは考えられないオファーをしてくれました(後ろに学生さんが数人いました)。しかし、何とも間の悪いことに、今日はこれから幼稚園で一緒の日本人の友人宅におじゃますることになっていたのです。なもので、せっかくのお誘いを断ることになってしまいました。この研究室にお世話になって約1年、実は今まで先生や学生さんたちと飲みに行ったことが一度もないので、すごくいい機会だと思ったのですが…また今度こちらから声をかけてみることにしましょう。

ということで、その後いったん家に帰って、家族と一緒に友人宅へ。夕食をごちそうになり、その後子供たちがアンパンマンのビデオに夢中になっている間、大人たちで談笑しておりました(子供たちが勢揃いすると、こうでもしないと騒々しくてゆっくり話ができないのですね)。

近々、一家族が日本に一時帰国されるということで、それを発端に盛り上がった話題。日本の友人などに渡すのにいい「イリノイ土産」は何か、です。

結論その1:そんなものはない ヽ(゚∀゚)ノ

結論その2:日本人の多くはイリノイ州がどこにあるか知らないし、それ以外の州の位置関係もうろ覚えだから、適当に「アメリカのお土産」を買っていけばバレない ヽ(´∀`;)ノ

そう考えると、イリノイ州って私の故郷「佐賀県」に非常に近いと言えるかもしれませんね(笑)。いや、そんなこと言ったら、大都市シカゴを抱えるイリノイ州に怒られるな。ヽ(゚Д゚#)

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09/24/2004

「ユッケジャン」評論家/喉が渇いたら…

最近はすっかり弁当生活を堪能していたのですが、今日は弁当なしデー(特に大した理由があるわけではないのですが)。ということで、今日は久々に外に昼食に行きました。すっかりご無沙汰していたのもあって、韓国料理が私を誘ってくれたのですね(笑)。

Woori Jibのユッケジャンこの街で私が行ったことがある韓国料理店は3つあるのですが、中でも最近お気に入りなのは"Woori Jib"という店です。なぜかというと、私のお気に入りである「ユッケジャン」(韓国風牛肉スープ)が一番美味しいのですね。もちろん今回も迷わず注文しました。私的には、ご飯をユッケジャンの中に入れて「ユッケジャンクッパ」風にするのがお気に入りです。(´▽`)ノ

私は自称「ユッケジャン評論家(笑)」なので、韓国料理店に行くといつも真っ先にユッケジャンを注文してしまうのです。今までにいくつかの店で食べてきましたが、ここのは辛い物好きの私の口にピッタリ合うのですね(そういう意味では、普通の人にはちょっと辛すぎるかもしれません)。ああ、美味。(゚Д゚)ウマー

ということですっかり満足した午後、まずは先日壊れてしまった設備の修理です。予想よりちょっと手間取りましたが無事に完了、その後は復旧した設備を使ってコセコセと実験(サンプル作製)でした。いい結果が出るといいな。

アメリカの冷水機話題は変わって。
アメリカに来て軽ーく驚いたのは、「冷水機(ウォータークーラー)」がいろんな所に設置してあることです(ちなみに右写真は、大学の私がいる建物の中です)。渡米当初は、「まあ、あって困るものではないけど、そんなにいらないでしょ」、と思っていたのですが、確かにこの夏はそれなりの頻度でお世話になりました。というのは、日本に比べて気候が乾燥しているせいか(真夏でも、車から降りるときに静電気がバチッと来ます)、喉が渇きやすいのですね。なもんで、この冷水機もトイレに行ったついでなんかによく立ち寄っている私なのでした。

Faygoのスパークリングウォーター・オレンジ味そして、こちらに来て同様にお世話になっているのが「スパークリングウォーター(炭酸水)」です。喉が渇いたときに、軽く刺激がある飲み物ってなかなかいいんですよね。アメリカでは、軽く風味が付いたものがいろいろと売られているのですが、個人的にはオレンジ味が一番のお気に入りです(右写真はいつも買ってるFaygoのヤツ)。

アメリカって飲み物が基本的に安いんですよね。このFaygoのスパークリングウォーターは1lで80円位ですし、コーラなんかだと12本で300円位で売ってます。そのせいもあってか、アメリカの人ってスーパーとかでジュースを何ケースも買ってますもんね。だから、あのアメリカンな体型が量産されてしまうのでしょうか…気をつけよう(笑)

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09/23/2004

図書館をめぐる冒険

今日は朝っぱらから面倒くさい日本の仕事が振ってきてちょっとブルーなスタートでした(ちなみに、日本時間だと夜ですね)。でもまあ、実験や調べものは進んだのでプラマイゼロの一日でしょうか。

いきなりですが、研究をしていると文献(論文)調査は避けて通れない道です。私が大学にいた当時(10年ほど前)は、図書館にこもって文献をあさる、ってのも研究の一環だったのですが、今や論文もpdfなどの電子ファイルでネット上に流通している(もちろん閲覧にお金が必要ですが、その費用は大学が払っています)ので、探し出すのも印刷もとっても楽になりました。必要な文献のコピーを取るって作業も結構重労働だったんですよ、これが。(´▽`)

ただ、悲しいかな10年以上前の論文だとほとんど電子化されていないのですね。特に私の研究分野は古めの文献を参照することが多いので、そういう時は結局図書館へ足を運ぶことになってしまいます。ということで、今日は文献発掘作業に行ってきました。

イリノイ大には、工学部共通の図書館以外に、学科ごとに小さい図書室があります。今日は3種類の文献を探したのですが、困ったことにそれぞれの雑誌が「化学科」「地質学科」「物理学科」とそれぞれの図書館にしかないものだったのです。「ちょっと面倒くさいなあ」と思いながら渋々出かけたのですが、いい天気のもとでフラフラしていたら遠足してるみたいな気分になってしまいました(笑)。工学部図書館ま、いい気分転換でしたね。

ちなみに、右の写真は工学部共通の図書館です。工学系に強いイリノイ大学らしく何とも立派な建物で、最初見たときは度肝を抜かれたものです。そしてその後、「学期中の月~木は夜中3時まで開いている」ことが分かってさらに驚き、さらに夜中でも学生さんが結構いるのが分かってもう一度驚いたのでした。いやあ、熱心(笑)。

ということで、ボチボチと新たな方向性を探りつつある今日この頃。何とか形にしたいなあ。

夕やけこやけさてさて、今日も意味なく「本日の一枚」、夕刻の一瞬を切り取ってみました(←ガラにもない表現)。日が暮れるのが早くなってきて、ちょっとおセンチな今日この頃(10月の最終日曜日にDaylight Saving Time、いわゆるサマータイムが終わってしまうとさらに1時間早くなります)。この辺は冬は寒いしそこそこ雪は降るしで、すっかりアクティビティが減ってしまいますからね。まあ、冬の期間に研究成果を貯めておいて、来年の夏にいろいろと楽しむ余裕を少しでも作っておきたいところです(しかし、「スーパー追込型の自分にそんな真似が出来るのか?」という自己ツッコミもあったり(笑))。

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09/22/2004

ネットで調べ物をしながら思ったこと

えー、本日もひたすら息を殺して(?)実験&調査に勤しんだ一日でありました。しかし、実験の方は設備トラブルにより予定外の中止・・・ああ、実験屋さんはこういう時つらいなあ・・・

そんな悲しい気分を浮上させるため、帰りにゴルフの打ちっ放しに行ってきました(打ちっ放しに行くのは予定の行動だったという意見もあったりして(笑))。今日は何となくいい感じだったんですが、好調が持続できない悲しい私なので、あんまり期待しないでおきましょう(涙)。

それはともかく、おかげで今日はいろいろと調べ物が進んだ一日でありました。しかし、改めて言うことでもありませんが、「インターネット」って本当にすごいですね。キーワードで検索をかけていくと、予想以上のアウトプットを出してくれることがままありますもん。おかげで、実験の新しい方向性もちょっとだけ浮かんできました。

とは言いつつ、ネットってあらゆる分野の情報が溢れているので、どうしても検索のS/N比が低くなってしまいますね。個人でも様々な「情報」を発信できる現在、「いかに自分に必要な情報を選択するか」が、今後の社会を生き延びる鍵としてますます重要になる気がします。「情報を『ソフト』と言う人がいるが、私はそうは思わない。情報は『ハード』で、それをどう読み解いていくかが『ソフト』だ」という言葉(うろ覚えなので、正確ではないかもしれません)は、なかなか頷けるところがありますね。

そうそう、本日、元同僚の某氏が結婚するとの報告がメールで届きました。お相手は、ウチの会社の事務の女性とな。実はその女性の方は留学の担当で、渡米して以来頻繁に事務手続き等のメールをやり取りしていたのですが、先週突然「担当が他の人に代わります」との連絡が入ったばかりでしたあなたは誰?(笑)。「会社辞めちゃうのかな」と思っていたら、そうかそうか、そういうことか(笑)。ま、何にしてもめでたいことですね。

んで、意味もなく本日の一枚。
この前の日曜日にCurtis Orchardで撮影したものですが、

 君、誰やねん! (笑)

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09/21/2004

発表延期の巻/コンソメパンチ発見!

えー、明日のグループ週報会ですが、

 先生の都合により延期となりました。 ヽ(´∀`)ノ

実は今日一日資料作成に没頭していて(息もしてないんじゃないか、というほど集中したのは久しぶりかも)、資料がほぼ完成した18時過ぎに久々にメールチェックしたら、思いっきり中止の連絡が入っていたという訳です。

素晴らしすぎるほどのドタキャンですが、不思議なほど腹は立ってないですね。ま、特に今回は「自分の勉強のため」という目的だったので、ある意味資料を作成した時点でその目的の半分以上は達成できているからでしょうか(残りの半分は、英語発表の経験値up)。なかなかいい頭の整理になりました。はい。

でも正直、計画が狂うのでドタキャンは勘弁してほしいなとちょっとだけ偉そうに思ってみたり。ヽ(゚∀゚)ノ

コンソメパンチ!学校からの帰り、久々にアジア食材店に立ち寄ってみました。目的は、弁当のおかずになりそうな冷凍食品がないかの探索だったのですが、意外な掘り出し物を発見!カルビーポテトチップス、コンソメパンチ味です。実は渡米以来一番食べたかったのがこのコンソメパンチだったのですね(何てジャンキーな!)。ということで迷いなく購入してきました。(σ゚∀゚)σ ゲッツ!

家に帰ってさっそく試食。ちなみにこれはCalbee Four Seasという香港支社の製品だったのですが、基本的に日本のものと同じ味でした。ああ、美味

んで今ふと気になったのですが、「コンソメパンチ」の「パンチ」って何でしょう?
気になるのでちょっと調べてみよう・・・カルビーのウェブサイトによると、「パンチが効いている」の「パンチ」だそうな・・・
意外とヒネリがなかったなあ(笑)

そうそう、弁当のおかずの話を忘れてました(笑)。とりあえず今回は冷凍シューマイを購入しました。水曜どうでしょうなパン粉(笑)と同じく、JFC International社製です。どんな味なのかちょっと楽しみ。

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09/20/2004

果樹園訪問/「教える」ことの大切さ

今日は、日本人の友人の皆さん(基本的に子供つながり)と共に、Champaignの外れにあるCurtis Orchardに行ってきました。Orchardという名の通り、りんご狩りやパンプキン狩りなどが楽しめる果樹園なのですが、それ以外にも動物とのふれあい(ヤギにえさをやったり、ポニーに乗ったり)などが楽しめるところです。今日は天気もよかったせいかとにかく人が多かったのですが、いろいろと楽しゅうございました。
 パンプキン畑  ポニーに乗る女の子

えー、以降しばらく、日記でも何でもないことを書きますが、気にしないで下さい(笑)。

中学校で「オームの法則」というものを学んだかと思います。ある材料の電気抵抗は、かけた電圧を流れた電流で割ったものになるという、例のヤツです。んで、その法則の発見者であるドイツの科学者オームの名をとって、電気抵抗の単位は「ohm(略号:Ω)」というものが使われます。

ここで、一般には聞きなじみがないかもしれませんが、「コンダクタンス」という特性があります。簡単に言ってしまうと、電気抵抗の逆数が「コンダクタンス」で、その材料がどれだけ電気を流しやすいか、といった特性を示します。

この「コンダクタンス」の単位として、やはりドイツの科学者(技術者)の名をとって、「Siemens(略号:S)」というものが使われているのですが、その昔は実は違うものが使用されていたそうなのです。その単位とは・・・

 "ohm"(電気抵抗)の逆数だから、"mho"

 そんなふざけた単位使ってたんかー! (#゚Д゚)ノ

それなら素直に、"1/Ω"という表記にすればいいのに・・・

閑話休題(それはともかく)

明後日は、グループ内の週報会で発表をします。ちょうど今回だけ発表者がいないということで、自分の勉強のためという意味合いを込めて、思い切って手を挙げたのでした(笑)。ということで、今回は研究内容の発表ではなく、私の専門分野の一般的な話をしようと思っています。

んで、説明資料(スライド)なんか作ってると、「(定性的に)分かっている」と思っていたことでも実は「(定量的に)説明できない」ことが次々と出てきて勉強になります。知識を一歩高めるためには、「教える」ことってホント重要なんですよね。しみじみ。

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09/19/2004

アメリカの「帰属意識」/他人の「文化的背景」

昨日の日記で書き忘れた話。(←今日の話じゃないジャン!(笑)

昨晩、JCT(Japanese Conversation Table:日本語に興味を持つ人々が集まって会話を楽しむ会)に参加してきました。そこで、Computer Scienceを専攻しているというアメリカ人の学生さんとしばらく話をしたのですが、彼は昨年1年間日本に交換留学に行ったこともあって、ちょっと「ガイジン日本語風」ながらも流暢に日本語を喋っていました。

そんな会話の途中、彼の目が私の着ていたTシャツにとまりました。それは、6月のBoston旅行でお土産に購入したマサチューセッツ工科大学(MIT)のTシャツだったのですが、そのTシャツを指差し、彼はこう言ったのでした。

 「これは、はんぎゃくですか?」 ( ̄□ ̄)

一瞬彼の言った言葉の意味が分からなかったのですが、どうも「イリノイ大に通いながらMITのTシャツを着ているのは、イリノイ大に反逆(反抗)したいためですか?」と冗談交じりに言いたかったみたいでした。というのも、アメリカでは「愛校心」の表れといった感じで、自分の通っている大学のTシャツやトレーナーを着ている人や、"Alumni"(卒業生、同窓生)と書かれたステッカーなどを車に貼っている人をよく目にするのですね。

日本だと、通っている(卒業した)大学でその人自身の「ランク付け」がされてしまうという、とってもアホみたいな慣習があるわけで、こういうTシャツなんかを着ていると「単に自己顕示欲の強いヤツ」と見られてしまうかと思うのですが、アメリカでは素直に「帰属心の表明」でしかないんでしょうね。ちなみに、私はただ単にそのTシャツのデザインとか着やすさが気に入っているだけなのでした。(^^;)ヾ

話はちょっとだけ変わって。
7月に学会でNew York州のCorningという街に行ったのですが、そこで偶然和食の店を発見しました。日本人夫妻が2人で切り盛りしている小さな店だったのですが、ホント普通に「日本の家庭の味」って感じの料理を出す、いい感じの店でした。

んで、ちょっとだけお店の人と世間話をしたのですが、私が「イリノイ州から来た」と言うと、「あらあ、ウチの息子もイリノイにいるの」とのお返事。よくよく聞いてみると、何と彼も私と同じイリノイ大にいるということが分かってすっかり驚いたのですが(最近、「世間は狭い」ネタが多くて恐縮です(笑))、その彼と昨日JCTで会うことができました。

彼は生まれてからずっと外国で暮らしているのですが、家では日本語だったということで普通に(英語なまりのない)日本語を話していました(この会に参加しているのも、自分の日本語能力を維持するという目的もあるようです)。血統的には純粋な日本人で、でも日本に住んだことがなくって、それなのに日本語がペラペラ、というのも何か不思議な感じですが、文化的背景が日本で生まれ育った私と違う分、話していてやっぱり面白いですね。

アメリカに来て、こういうマルチな文化的背景を持つ人と知り合う機会が圧倒的に多くなったのですが、これは自分にとって非常にいい経験になっていると思います。「他人」と付き合うってのは、その人の「文化的背景」を理解しようと努力することだと思うのですが、これは同民族間でも全く同じで、日本に帰っても常に意識しないといけないなあ、と思う今日この頃なのでした。

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09/18/2004

3枚の写真で本日を語ってみましょう

キャンパスの様子えー、突然ですが、キャンパスの写真です。昼頃、実験のために別の建物に向けて歩いていたのですが、あまりに天気がよかったのでちょっと撮ってみました。

日本で大学のキャンパスというと塀で囲まれたcloseな空間といったイメージですが、こちらでは自然に街と一体化していて、どこまでがキャンパスなのかよく分かりません。おかげで、こう天気がいいと自然にフラフラと街に出てしまいそうになる今日この頃(笑)。

リス発見!そんな中、木登りをしているリスを発見!ちなみに、この付近ではこの手のリスがチョロチョロ走り回っていて、なんかすっかり当たり前の光景になっていますが、冷静になるとそりゃすごい事かも。

そういえば、写真を撮りそびれましたが、今日ウサギ(野生モノ)も見ました。何か、「北米ロッキー旅行では平均1日1アニマル出会った」と日記に書いた記憶があるのですが、大学の周りはそれ以上の確率で野生モノに出会っている気が・・・どういうことでしょう?(笑)
息子が書いた父の絵って、さすがに大学付近で熊やエルクには出会ったことがありませんが(郊外だったら鹿に会ったことはありますけど)。

そうそう、今朝久しぶりに息子を幼稚園まで送っていったのですが、教室に入ると壁一杯に何やら絵が飾ってあります。よく見ると、子供たちが書いた自分の父親の絵でした。「ウチの息子はどんな絵を描いたんだ?」、と期待しまくりで探してみると・・・

 このミドリムシかオバQみたいなのは何でしょう? ヽ(゚∀゚)

・・・とまあ冗談はともかく(笑)、息子が初めて書いた記念すべき父の絵ですので、あとでもらってこようっと。

 しかし、だんだんえの素に見えてきた私って薄情? (´∀`;)

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09/17/2004

田舎は世間が狭すぎる!?

 祝・渡米一周年!! ( ´∀`)ノノ

本日から2年目のアメリカ生活に入ります。

 ということは、あと一年で帰国・・・ ( ̄□ ̄|||)

・・・さてさて、湿っぽい話はここまでにして(汗)

そうそう、またしてもmixi(ソーシャルネットワーキングサービスの一つ)の実力が遺憾なく発揮されました。先日、高校時代の同級生と再会できた、そしてそこの奥さんが何と私の中学時代の同級生だったということをこの日記に書きましたが、mixiに参加している2人の共通の友人(女性)に私のことを紹介してくれたようで、その方が私のウェブサイトに遊びに来てくれました。そこからちょこっとメールのやり取りをしたのですが、話をしているうちに「あれあれっ」という感じになって、突っ込んで聞いてみると、

 昔、思いっきり会ったことがある! (゚∀゚)ノ

ことが分かりました。ああ、世間は狭い!というか、田舎は世間が狭すぎ!!(笑)

いきなりですが、「パーコレーション(つながり)理論」というものがあります(いきなり口調も変わってます)。以前この日記でも紹介したことがあるのですが、うわさの伝播から火事の延焼を防ぐ都市計画、はたまた石油の採掘に至るまで、世の中の様々な「つながり」を説明する理論です。

んでこの理論を応用すると、『友人の友人を6人たどると全世界の誰とでも連絡することができる』という結論が出るのですね。しかし、私の出身地みたいなドド田舎だと、2人ぐらい行けば全て網羅できそうな気がしてきました(笑)。

これは、他にも知り合いがいるに違いない!
ということで心当たりの方、連絡お待ちしております(笑)

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09/16/2004

「表現者」が残した「結晶」

先日、こちらに住む日本人の友人からルッコラや春菊などの野菜、そしてスイカやメロンなどの果物をたくさん頂きました。その方は自宅の庭で家庭菜園をやっていて、その収穫のおすそ分けをして頂いたのですね。さっそく頂いてみると、どれも素晴らしいほど美味だったのですが、中でも

 ルッコラ ウマー (゚Д゚) (←3日連続出場)

いやあ、ウチも家庭菜園始めようかと思うほど美味でした。でも、ウチはアパートの2階なんだよなあ・・・

さてさて、昨日に引き続き、テレビの話題です。
本日、「スーパーテレビ情報最前線 密着850日 乳ガンを乗り越えて 平松愛理の復活」という番組を見ました。1989年のデビュー当時から子宮内膜症に苦しみ、2001年には子宮を摘出。激痛から開放された矢先に今度は乳ガンが見つかり再手術、長く辛いリハビリを経て今年の4月に復帰コンサートを行うまでの様子を丁寧に捉え続けたドキュメント番組です。

中でも、個人的に印象に残ったシーンがあります。入院している平松さんのもとに、福岡県の女性教諭から封筒が届きます。以前、平松さんが特集されたドキュメンタリー番組を見て感銘を受け、子供達に道徳の授業でそれを見せたそうで、封筒の中身は子供達の書いた感想文でした。ベッドの中で感想文を読み、そしてその感想文を「宝物」と言って大事に抱きかかます。その後、その学校を訪問、平松さんはお礼にと歌を歌うのですが、実はそれによって彼女自身が「歌うこと」、つまり復活に対するパワーをもらうのです。

表現者とは、自分の「表現したもの」が他人に認められることで、自分の存在が「確か」になる部分が大なり小なりあると私は思っています。平松さんは、病気により表現する場が奪われてしまい、自分を見失いかけていました。このため、自分の「表現」を作り上げるという、とっても孤独で辛い作業に素直に向き合えなくなってしまいます。そんな中、その学校を訪問し歌を歌うことで、「自分自身」を再度取り戻していったのだと思います。

長い間痛みを糧とするように作品を創り続け、それが評価されることで痛みを和らげるというある意味壮絶な創作活動を続けてきた平松さんですが、復帰コンサートはある意味その集大成とも言うべきものでした。自分の人生の中に「死」というラストシーンがあることを実感してしまった人間の、自分が生きた証を残そうと表現した「結晶」は、まさに人の心を揺り動かすに値するものと言うより他ありません。

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09/15/2004

「吹奏楽のオーディション」と「自分への戒め」

Mochi Ice Creamえー、先日のChicago旅行で見つけた新たなる刺客、"Mochi Ice Cream"です。一言で言うと、「雪見だいふくのパクリによく似た食べ物」で、アイスクリームをもちでくるんだものですね。正直な話、そこまで期待して購入した訳ではないのですが、

 めちゃウマー (゚Д゚)

「日本人の琴線って自分の中のこの部分にあるのか!」と気付かされる逸品でした。また買おうっと。

いきなりですが、今日「笑ってコラえて特別編 吹奏楽の旅!! 涙の青春まっさかりスペシャル」を見ました。吹奏楽部の名門、習志野高校に入部した1年生達の様子や、廃部寸前の植水中学の奮闘の様子が描かれていました。愚直なまでにひたむきに音楽に取り組む姿を見ていると、何か自分の中学・高校時代を思い出して懐かしくなってしまう反面(私も吹奏楽部でした)、今の自分に足りないものを見せつけられた気がして、ちょっと考えさせられてしまいました。

習志野高校は吹奏楽の名門、いろいろな中学校から経験者が集まって来るため、どうしても担当楽器に偏りができてしまいます。そこで、人数が多くなってしまった楽器については、オーディションでメンバーを選考するという方式を採っていました。中でもサックスは13人中7人しか合格できないという狭き門だったためか、オーディション後合格者は涙を流して喜んでいました。3年生のサックスの先輩もその姿を見て一緒に涙を流していたのですが、その時子供を諭す母親のような穏やかな口調で言った一言が私の胸を打ったのです。

吹きたくても吹けない子っているから、何か、そういうの忘れないで、絶対。
やっぱやっていくうちにね、すごい一杯辛いこととかあるから、そういうのすごい忘れがちになっちゃうのね。

残念ながらオーディションで落ちてしまった人は、自分の愛する楽器を捨てて他の楽器に移る必要があります。そういう人たちの存在があってこそ今の自分がある、今後辛くても自分の恵まれた環境を忘れちゃいけないよ、というとっても宗教的な言葉だと私は思います。そしてこの言葉は、社費留学という恵まれた環境にいる自分への「戒め」のように胸に飛び込んできたのです。

明後日から、渡米して2年目に入ります。あと1年の滞在でどこまで見事な「演奏」ができるか、もう一度自分に問いかけながら過ごしていこうと思います。

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09/14/2004

「伝えようとする『心』」と「キーワード」

突然ですが、今日から昼食に弁当を持っていくことにしました。毎日毎日外食するのは金銭的にもったいない、というのもその理由の3%くらいを占めていますが、最大の理由は、「アメリカの食事は量が多すぎて、いろんな意味で大変なことになる!」と遅ればせながら思ったためです。その「大変なこと」としては、「自分自身の質量がどんどん増大する!」ということもありますし(笑)、「あんまり食べると午後の活動に差し支える(眠くなるし、動きも悪くなる)」というのもありますね。「なら全部食べなきゃいいじゃない」と思われるかもしれませんが、何となく残すのはイヤなんですよねえ・・・貧乏性なんでしょうか。

ということで、本日が初弁当(本当は自分で作ろうと思っていたのですが、奥さんが作ってくれました。感謝!)だった訳ですが、今日の最大の功労者は、ごはんの上に振りかけておいた塩ふきコンブでした。

 めちゃウマー (゚Д゚)

塩ふきコンブなんて10年以上口にしたことがなかったのですが、この弁当生活を見越して先日のChicago旅行で購入してきたのですね。いやあ、ナイス選択!>自分
とにもかくにも、久しぶりの弁当は感涙ものでございましたことよ。

話は変わって。
先日、日本語を習いたてという人とちょっと話をした時のこと。別れ際に私が忘れ物をしていたのに気付いて、その人は"It's yours!"と親切に教えてくれようとしたのですが、その時日本語で叫ばれた言葉は、

 「これ、お前のです!」

振り返って一瞬凍りつく私。その人には申し訳ないですけど、その後つい笑ってしまいました。
でも、自分が英語を話している時って、きっと同じ様なことを何回もやってるんだろうなあ・・・ああ、赤面(恥)。

ただ、この人のように多少たどたどしくても自信を持って話してくれたほうが、実は聞いてるほうも聞きやすいんですよね。JCT(Japanese Conversation Table)とかで外国の方がたどたどしく日本語を話すのを聞いていて分かったのですが、「自信なさげに話される『文章』」と「自信を持って話される『単語の寄せ集め』」だと、後者の方が確実に伝わってくるんです。文章で話す場合、言葉が多くなる分どれが「キーワード」かがボヤケやすいので、逆に何を言いたいのか分からなくなってしまうことが多いんですね。

外国語を話す際は、「伝えようとする『心』が大切」なんてよく言われたりします。多分その『心』ってのは、「相手に話を分かってもらうため、明確に『キーワード』を伝えること」なんでしょうね。

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09/13/2004

豆腐を食べるにも"at your own risk"?

ここ2日間の疲れもあって、今日はゴロゴロとした休日でした(休日はいつもゴロゴロしているんじゃ、とツッコミが入ると何も言えなくなってしまう私)。さっそくと言うか、Chicagoで購入してきた日本の本を読みふけったりしておりました。

ということで、今日は「試験に出るパズル 千葉千波の事件日記」(高田崇史著、講談社文庫)を読了。タイトルだけを見ると「パズルの本?」と思うのですが、実はパズルを題材にして発展していくミステリーです。この物語では、殺人事件のような「非日常」ではなく、日常生活の中の謎や不思議を題材としているため、変に気負うことなく気楽に読み進むことが出来ました。そういう意味では、北村薫氏の「空飛ぶ馬」などの「円紫師匠と『私』シリーズ」に近い雰囲気を持っているでしょうか。

いやあ、しかし450ページを超える本(文庫本)を読み終えるのに数時間(正確にカウントしていませんが3時間くらい?)しかかからないんですね、日本語だと。実は今、"The Complete Idiot's Guide to Understanding Einstein"(日本語に無理やり訳すと、「サルでも分かる『アインシュタイン』」でしょうか)という本も読んでいるのですが、こちらは40ページほど読むだけで既に2時間近くかかったような・・・しかも、この本は小説なんかに比較して文章がすごく簡潔で明快なのに、です。ああ、むじょう(笑)。
それはともかく、この本もなかなか面白いので、シャキシャキと読み進めたいと思います。

アメリカの豆腐さてさて、昨日までの「日本堪能day」の流れを汲んで(笑)、今日は「和」な食べ物の話など。
アメリカに広く普及している和食材の代表例、それは豆腐です。右写真は今住んでいるChampaign-Urbanaでも簡単に手に入る2種類の豆腐なのですが、日本人としてビックリするのは、そのメーカーが「House」と「Morinaga(正確にはMori-Nu)」なんです。日本ではこれらのメーカーの豆腐なんて見たことないんですけど、アメリカではどうもこれらが2大巨頭なんですね。

そしてそれ以上に驚くのは、その賞味期限の長さです。1ヶ月なんて普通で、長いやつだと6ヶ月近くあるのですよ、これが(日本に比べて商品の回転が悪いからでしょうか)。

調べてみるとこれらの豆腐、日本と違って殺菌消毒して無菌パックされているからロングライフなのだそうですが、噂では賞味期限内でも中身が変質しているケースがあったりするそうです(逆に、日本の食品の賞味期限というのは「トラブルを避ける」ため意識的に短めに設定してあるケースが多いそうな)。以前この日記にも書いた"at your own risk"のアメリカと「禁止の文化」の日本、という関係性は、実はこの点についても当てはまるのかもしれませんね。

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09/12/2004

引き続き「日本」を堪能しまくった日

ということで、Arlington Heightsの朝です。モーテルの中のレストランで朝食を頂き(基本はアメリカンなバッフェなのですが、隅っこにごはんとインスタント味噌汁が置いてあったのがArlington Heightsらしいところ)、さっそく日系スーパー「MITSUWA」へ出陣です。ここに来るとついついいろんなものを買いまくってしまいますね、ホント(笑)。

そんな中、本日の掘り出し物は"Pietro Dressing"、1本$2.99ナリ(普段は$3.99らしい)。中でもお気に入りの味は"Sesame and Miso (Soybean Curd) Sauce"です。「ゴマみそ味」と聞くと何となく「濃そう!」なのですが、思ったほどはしつこくなく、結構美味なのですよ。賞味期限もそこそこ長いということで、思わず3本も買っちゃいました。

その後、さらなる獲物を求め、日系スーパー「Tensuke Market」へ。ここでは、アジの開き(冷凍)などをゲット。なお、この店はもともとが海水産物の卸をしていたこともあって鮮魚には定評があり、店内のちょっとしたフードコートのようなところで寿司も食べられます(残念ながら我々は試したことがないのですが)。さんま塩焼定食

そんなこんなで昼過ぎとなったため、「Sea Ranch」にて昼食です。この店は「Tensuke Market」と同系列なので魚系のメニューが大変充実しているのですが、中でも私の大のお気に入り、来るたびに毎回頼んでしまうのが「さんま塩焼定食」です。大きなさんまが丸々2匹と、サラダ、味噌汁、ごはんで何とたったの$6.85なのですね(基本的にアメリカで和食を食べようとするとそこそこ高いのですが、この店はとにかくリーズナブル)。今日も大変満足させて頂きました。ちなみに、奥さんは寿司を食べたのですが、こちらも美味でございました。

Mont Blancのケーキ昼食後、最後の獲物を捕獲に、「MITSUWA」の隣のモールにある日系パン屋「Crescent Bakery」と、日系ケーキ屋「Mont Blanc」に向かいました。ここでは、アメリカの店では決して手に入らない「美味しい食パン(アメリカのパンはビックリするほどまずいものが多い)」「美味しい菓子パン(アンパン、カレーパンなんて手に入らないですから)」「美味しいケーキ(アメリカのケーキは甘すぎて味蕾が破壊されるのですが、ここのは上品で甘さ控えめ)」を入手してきました。

BOSSのCafe Latteということで、全ての目的を達成した(笑)我々は意気揚々と帰ることに。帰りは渋滞もなく、2時間ちょっとで自宅に到着しました。

そうそう、帰りの運転のお供にと、久々に缶コーヒーなるものを購入した(日系スーパーで購入したBOSSのCafe Latte:アメリカでは、ガソリンスタンドに併設してあるコンビニみたいな店でも淹れたコーヒーを売っているため、実は缶コーヒー自身がないのです)のですが、炭酸系以外の缶飲料を飲むのがとっても久しぶりだったせいか、開封前に振るのを忘れてしまいました(笑)。日本にいるときは無意識で振っていたのに・・・

 時間とはこうまで人を変えてしまうのですね。 ヽ(゚∀゚)ノ

「水曜どうでしょう」なパン粉最後に、とってもマニアックな話題をば。
今回、日系スーパーでパン粉を購入したのですが、そのロゴがあまりにも「水曜どうでしょう」なので大爆笑してしまいました。画面いっぱいに「パン粉」と出た映像を想像すると・・・ツボに入りすぎ!

 ・・・って、誰が分かるんだ、この話? ( ̄□ ̄|||)

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09/11/2004

思いっきり「日本」を堪能した日

ということで、今日は朝からChicagoへお出かけです。朝8時半過ぎに家を出て、ノンストップでInterstate(いわゆるフリーウェイ)を走り抜け、11時前に日本国総領事館のあるChicagoのダウンタウンに到着しました。ちなみに、証明書の申請にはなぜか予約が必要だったので事前に電話予約し、13時15分に予約が取れていましたが、まだまだ時間はありまくり、ということでまずは昼食に行くことにしました。領事館に近いということで目を付けていた、和食レストラン「East Restaurant」です。

天ぷら・ネギマのランチボックスChicagoは車が非常に多くてどこに駐車するか困ってしまうのですが、今回は運良くレストランの近くのコインパーキング(道路沿いにあるヤツですね)が空いていたので、エイッとそこに駐車。ちなみに、普通のPublic Parkingだと1時間5~6ドルするところが多いのですが、コインパーキングだと1時間1ドル(quarter1枚で15分)なのでかなりお得ですね。(^^)

んで、さっそく店に行って昼食を頂きました。注文したのは、「とんこつラーメン」と「天ぷら・ネギマのランチボックス」だったのですが、どちらもなかなかのお味でした。満足。

図書館の雑誌類その後、領事館に行って証明書の申請を行ったのですが、出来上がるまでに1時間かかると言われました。「何でそんなに時間がかかんねん!」と思いつつも、仕方なく待つことにしました。すると、領事館の1階下に「ジャパン・インフォメーション・センター」なるものがあると書いてあったので、暇つぶしにのぞいてみる事に。中は、茶室や着物の展示があったりと、まあよくありそうなものだったのですが、意外な掘り出し物だったのが図書館でした。特に、比較的新しい雑誌がいろいろと置いてあって、時間をつぶすには最適だったのです。久々に日本の雑誌を読んで満足しつつも、「これくらいスラスラと英語が頭に入ってくればなあ・・・」とガッカリもしたり(笑)。

1時間後、窓口に行って証明書を受け取り(受け取った書類を見ても、何でそんなに時間がかかるのか分からない簡単なものでした)、Downtownに用がなくなった我々は、さっそくArlington Heightsへ脱出!(笑) 再度高速に乗って約40分、Chicago名物の渋滞に巻き込まれつつ、無事にArlington Heightsに到着しました。居酒屋三九のとんこつラーメンまずは、本日宿泊するモーテル(Courtyard Marriott)にチェックイン。

しばらく休んだ後、元気に夕食へ。目的地は、車で10分ほどの距離にある「居酒屋三九」です。ここでは、再度「とんこつラーメン」と「ビーフ照り焼きと天ぷら定食」、そしてこの店自慢という「ぶたキムチ」を注文。期待に違わず、どれも大変美味でございました。特に、とんこつラーメンはこちらの店の方が九州人の我々の口には合ったかな?

その帰り、Arlington Heightsのランドマークともいえる日系スーパー「MITSUWA」に寄って、その中にある「旭屋書店」で何冊か本を購入。本日購入した本いやあ、久々の日本の本屋だったので、衝動買いを抑えるのに必死でした(笑)。

・・・とまあ、一日の出来事をズラズラ書くと、本当に「日本」を堪能しまくった一日ですね。普段の生活では、アメリカのスーパー、アメリカのレストラン、アメリカの本屋で特に不満はないつもりだったのですが、こういう刺激を受けると自分自身の根っこがくすぐられる感じがしますもんね。ビバ、日本!って感じでしょうか(笑)。

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09/10/2004

明日からChicagoに行くナリ!

さてさて、ようやくと言うか先生とのミーティングが終わりました。

 一言で言うと、疲れた・・・ C=( ̄□ ̄|||)

特に厳しい先生でもないですし(むしろ優しいと思う)、話していてプレッシャーがあるわけでもないのですが、やっぱり何となく疲れてしまいますよね。何にしても、気分を新たに研究に集中しようという気になりましたことよ。がむばろうっと。

とか言いつつ、明日はいきなりお休みです(笑)。というのも、Chicagoにある日本国総領事館へ行く必要があるのですね。その目的ですが、奥さんの免許証所持証明(日本の運転免許証を所持していることの証明)を申請に行くのです。

奥さんはJ2ビザという非就労用ビザで渡米しているのですが、こういう人は現在イリノイ州では免許を取ることができない代わり、日本の運転免許で運転ができます。しかし、何かあって警察等に日本の免許証を提示した場合、その内容確認が出来ない(特に、その免許が有効かどうかが確認できない)ため、免許証の翻訳を持っておくことが望ましいと言われています。日本で発行できる国際免許証はその役割を果たす(逆に言うと、国際免許証自身には免許証としての機能はなくただの翻訳物扱いなので、日本の免許証を同時に携帯しないといけない)のですが、有効期限が1年しかないため、それ以降は領事館発行の免許証所持証明を取得する必要があるのでした。

ということで、明日は久々にChicagoに行ってきます(車でだいたい2時間半、距離にして250km程度)。何とも久々の大都会だなあ・・・

そして、そのついでに「Chicagoのlittle Tokyo」(と私が勝手に名付けた)、Arlington Heightsに行ってきます。久々の日系スーパー(MITSUWATensuke Market)、久々の日系書店(旭屋書店)、そして久々の和食レストラン(少なくともSea Ranchは行く予定!)・・・これらをじっくりと堪能するため、金曜日はArlington Heightsで一泊することにしました(笑)。せっかく行くんだから、十分満喫しないとね。

しかし、日系スーパーに行くといつも、「何語をデフォルトに話せばいいんだろう」と悩みますね。例えば、歩いていてちょっとぶつかってしまった時に「すみません」なのか"Excuse me."なのか・・・中には韓国や中国の方もいらっしゃるし、一応ここはアメリカなので(店内の様子を見ていると完全に日本なんですけど)、デフォルトを英語にすべきかなとも思うのですが、日本人同士で英語ってのも何か不自然な感じもするし・・・また今回も悩むんだろうなあ。うーむ。

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09/09/2004

「ソーシャルネットワーキング」の実力

今日、日本にいる友人から面白いものを教えてもらいました。それは、「ソーシャルネットワーキング(もしくはソーシャルネットワーキングサービス:SNS)」というものです。「一言で説明せい!」と言われると大変難しいので、ここではIT用語辞典 e-Wordsさんの説明を転記させて頂きます。

 参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイト。誰でも自由に参加できるサービスと、「既存の参加者からの招待がないと参加できない」というシステムになっているサービスがある。  自分のプロフィールや写真を公開する機能や、新しくできた「友人」を登録するアドレス帳、友人に別の友人を紹介する機能、サイト内の友人のみ閲覧できる日記帳、友人間でのメッセージ交換に使う掲示板やカレンダーなどの機能が提供される。  有料のサービスもあるが、多くは無料のサービスとなっており、サイト内に掲載される広告や、友人に本やCDなどの商品を推薦する機能を設け、そこから上がる売上の一部を紹介料として徴収するという収益モデルになっている。  2003年頃相次いで誕生し、検索エンジン大手のGoogle社が「Orkut」というソーシャルネットワーキングサイトを開設したことで話題になった。

いわば、お金を払った会員しか入れなかった、一昔前の「パソコン通信」にイメージは近いものでしょうか。
このサービス、「出会い系」みたいな怪しい方向(笑)に進むことも出来るのですが、使いようによっては非常に大きな革命をもたらしうると思います。というのは、従来のウェブサイトはコンテンツが完全にオープンになっている反面、「人からコンテンツを探す」ってことがほとんど出来なかったのですが、このSNSだとそういうことが出来るようになるからです。年齢や出身地、現住所などから近い境遇の人を探し出し、その人の情報(特に日記やウェブサイト)を参照するというシステムは今までになかった画期的なもので、意外な人脈を広げることが出来ると思うのですね(個人的には、出身学校から検索できるともっといいと思うのですが)。

んで実際、その友人に招待されてmixi(ミクシィ)というSNSに登録してみたのですが、いきなりその実力を見せつけられることになりました。「高校の同級生の某氏もいるよ」と聞いていたのでその彼のページに行ってみたのですが、しばらくして彼からメッセージが届き(誰がのぞきに来たかがすぐ分かるシステムなのです)、さっそく友達登録することになったのです。実はその彼とは高校時代はほとんど接点がなく、名前を知っている程度だったのですが、こういう意外なところで新たな「つながり」が出来た訳です。お互い共通の背景を持っているもの同士ですから、普通にネットで知り合うより親近感を覚えてしまいますよね。(^^)

そして一番驚いたのは、彼の奥さんが何と私の中学時代の同級生だったのです。さっそくメッセージをやり取りしたのですが、何か懐かしい話題になってちょっとニコニコしてしまいました。中学を卒業して18年(!)、普通に生活していたら再会するきっかけもなかった可能性が高いのですが、とっても意外なところから「つながり」が発掘されたという訳です。こうやって人脈が形成できるのって、完全にSNSの実力発揮と言うか何と言うか・・・

私自身、このblogやウェブサイトを始めたのも、やはりどこかで「同じような境遇の人との共有感」を求めているところがあると思っています。私の場合は「留学」「海外生活」という大きな「くくり」があったため、幸いにも比較的多くの方の目に触れる機会があるのですが、そうでない方も多いと思います。そういう意味で、SNSなどで「その人」に着目したアプローチがされるようになれば、また新たなwebの魅力が現れると思うのです。

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09/08/2004

ホントの意味での「頭痛の種」

えー、明後日の朝に必要な、先生とのミーティング用資料ですが、

 明日一日に賭ける事にしました。 ヽ(´∀`;)ノ

最後の直線残り1ハロン(200m)を切っても鞭を入れない優しい騎手、自分に乾杯(←単に自分に甘いとも言う)。

いや、本当はちょっと頭痛がひどくて、昼間は薬を飲んでずっと寝ていたのですね。だいぶ回復してきたので、もちろん今日の夜にも出来る範囲で進めようとは思っています。

しかし、アメリカに来て頭痛に悩まされることが多くなっています。その理由の一つですが、乾燥した気候がよくないような気がするのですね。というのも、わたしはハードコンタクト愛用者なのですが、こちらに来てから眼が乾きがちで眼精疲労がキツくなっている気がするのです(日本にいる時より文献や本を読むようにしているのも一因ですが)。妙に肩こりが激しくなった気もするし。ちなみに、ドライアイ用の目薬を使っていたこともあるのですが、点した直後はいいんだけどその後余計に乾燥してしまう感じがして、使うのを止めました。

実は私、最初にコンタクトを作った時(10年以上前です)、眼科の先生から「あなたの眼は涙の量が多くて、これ以上ないほどハードコンタクトに適している」と太鼓判を押されたのですね。それでもこの体たらく・・・確かに、乾燥のためアメリカに来てコンタクトが入れられなくなったという人も事実いるので、まだマシな方なのかもしれませんが・・・

そういえば、練習のために初めてハードコンタクトを入れられた時、死ぬほど涙が出て前が見えなくて、「こんなんじゃコンタクトなんてできないよー! (TДT)」思っていたら、眼科の先生が

 「あー、バッチリ大丈夫ですね」 (´▽`)

と言ったのを聞いて、「えーっ?! (T□T|||)」と涙をボロボロこぼしながら思ったのですが、プロの目は確かなんだなあ。実際、日本では何のトラブルもなく過ごせたし。むう。

ならコンタクト入れるのを止めればいいじゃない、となる訳ですが、私の場合近視がひどくてメガネでは強い矯正が出来ず(あんまり強くするとこれまた頭痛の原因らしい)、0.6程度の視力にしかならないので、車の運転を始めいろいろと不都合が多いのですね。コンタクトだと1.5まで見えるので、なおのことメガネだとぼんやりしか見えない感じが強いし。ああ、何とも四面楚歌(←用法が違うと思う)。

もし、「いい対策法知ってるよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひとも伝授してほしい今日この頃でありました。異国で暮らすって、いろいろと大変なんですね・・・

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09/07/2004

「現実逃避」のお料理タイム

今日も勢いに任せて夕食を作ってみました。豆腐と玉ねぎをダシ醤油で煮て玉子でとじた、いわば「親子丼の鶏肉を豆腐に変えたもの」です。結論としては、

 焼き豆腐と玉子丼で別々に食べたほうがよかったかも。 (´∀`;)

基本的には成功だったのですが、玉子丼に豆腐が微妙に合わないような気がしたもので・・・

そうそう、卵といえば、アメリカでは生卵を食べる習慣がないので品質管理がそこまで厳しくないらしく、基本的にアメリカの卵は生で食べないほうがいい、と言われています(日本食を扱うようなスーパーでは生食用の卵が売っていたりしますが)。しかし、この街では生でも食べられる新鮮な卵が手に入るのです。それもなんと大学で

イリノイ大で卵を買うぞ!大学のAnimal Science科で飼っているニワトリの新鮮な卵が週2回ほど売り出されるのですね(右写真は、販売時に掲示されるビラです)。これはなかなか素晴らしいコトなのですが、困ったことに基本的に30個1パック単位でしか販売してくれないのです。日本人の間では、2家族で買って分けているところも多いのですが、30個パックを2~3個抱えて帰っていくアメリカ人もよく見かけます。

 いったい何人家族なんですか? ( ̄□ ̄|||)

それはともかく、おかげで玉子丼のような、「半熟でないと魅力半減!」というものも食べられるのでした。ありがたきかな。

・・・さて、なぜここ数日料理にハマっているかと言うと、

 単なる〆切前の現実逃避です。 (´・ω・`)

今週予定されている先生とのミーティングに向けて資料を作ろうと思っているのですが、何とも腰が重い私。この、ギリギリにならないとパワーが出ない「スーパー追込型」の自分にサヨナラしたいのですが、なかなか・・・

ということで、明日明後日で頑張ります!(←今晩はあきらめたらしい

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09/06/2004

いきなりですが、台所事情など

いきなりですが、BRITAの浄水器を購入しました。日本にいた時から気になってはいたのですが、高くてなかなか手が出なかったのですね。しかし、アメリカでは結構安く購入できるということが分かり(アメリカでは日本の1/3程度:ただし、日本のものは液晶インジケーターが付いています)、エイッと買ってしまったのでした。ちなみに、蛇口据付タイプではなく、ポット型の方です。

家に帰ってさっそく試してみたのですが、確かに違うような気がしなくもないかもしれない気がする今日この頃(自信なさすぎ!)。この水でコーヒーを入れてみたら、余計な雑みがなくて非常にシャープになった気がするのですが、水道水で入れたコーヒーと並べられて「利きコーヒー」をさせられたら自信満々で間違いそうな気もする今日この頃でもあります(弱すぎ!)。でもまあ、いい買い物だと思います(説得力なさすぎ!)。

その勢いに乗じて、久々に料理などしてみました。不意に食べてみたくなったので、スパゲッティナポリタンに挑戦してみたのですが、

 見事にケチャップに助けられました。 (゚∀゚)

ケチャップの大功績により味自身はそれなりだったのですが、麺自身はベタつくし、見た目も散々・・・まあ、人に出すもんじゃないし、いいか(家族は人ではないのでしょうか?)、と勝手に自分を納得させた夕食でした。うーむ。

そうそう、この前の土曜日、フラッと朝市(ファーマーズマーケット)に行ったのですが、そこでいいモノを入手しました。日本で見るような小振りのナス、その名も"Ichiban"です。アメリカのスーパーで手に入るナス(eggplant)って、皮が硬くてイマイチなんですが、この"Ichiban"ナスは見事に日本のナスそのもので、結構美味でした。また買いに行こうっと。

アメリカで生活するにあたって、食生活というのは大きな不安の一つだったのですが、予想以上にいろんなものが手に入るし、思いのほか不自由しないなあ、というのが私の印象です。ただ、魚はどうしても手に入りにくい(鮭など、普通に手に入るものもありますが)ので、人によっては不満があるところかもしれませんが・・・

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09/05/2004

「ファーストネーム」を使う違和感

本日は3連休初日。と言いつつ、特に大きなイベントもなく、昼ごはんを食べに行って、本屋に行って、あとはゴロゴロしながら読書したりテレビを見たり・・・うーむ、地味(笑)

今更ながら、自分の英語のボキャブラリーの貧困さに嫌気がさし(←気付くのが遅いです)、何かいい本がないかと本屋で探してみました。思いのほかいろいろな種類があったので何冊か見てみたのですが、中でも"Word Smart"という「短編小説の中の重要単語が太字になっていて、章ごとに復習問題がついているもの」が何となく気に入ったので購入してみました。

 対象年齢は、小6から中2ですけど。(´・ω・`)
  ※"For Grades 6-8"と思いっきり書いてあります

いやあ、中身を見たら、このレベルが一番妥当だったのです。別に悲しくなんてないです(涙)。まあ、基本をキッチリ押さえておかないと、と自分をなぐさめながら読み始めたところです。さて、どの程度分からない単語が出てくるでしょうか・・・

そうそう、今日久々にレストランで順番待ちになって名前を聞かれたのですが、こちらではこういう場合にもファーストネームを名乗るのが一般的なんですね。んで、日本人の名前って外人さんには馴染みがないから、スペルを言っても書き間違われたりするし(こちらの発音が悪いのも一因ですが)、母音だらけで発音しにくいみたいなのです。なもんで、こういう場合はいつも子供の名前を使用している私なのでした(笑)。彼の名前の上半分だけを取る(例えば、「まさよし」だったら「まさ」とか)と、短くて比較的発音しやすい言葉になるのですね。

大体、いまだにファーストネームだけを名乗るとか、ファーストネームで呼ばれるという行為に慣れていない私。日本ではそういうことってほとんどないですからね(会社に入ってしまうと特に)。先日、JCT(Japanese Conversation Table:日本語に興味を持つ人々が集まって会話を楽しむ会)で自己紹介するときに、「私の名前は××(※ファーストネーム)です」って言ったら、ウゾゾゾーって背筋が寒くなりましたもん(笑)。日本語で言ったから、余計に違和感を感じたんですね。

ただ、既婚女性の場合だと、日本では「××さんの奥さん」って感じで、何となく従属物みたいな感じで呼ばれたりする訳ですが、こちらだとファーストネームがメインに使われるので、そういう意味では健全なのかもしれませんね。

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09/04/2004

ヴィダル・サスーンになった日(笑)

いきなりですが、髪を切りました。

 自分で。 (´・ω・`)

床屋に行くのが面倒だったので、ふと思い立って「すきバサミ」で適当にザクザク切っただけ(後頭部はさすがに難しかったので、奥さんに手伝ってもらいました)なのですが、思いのほか上手く切れて、ちょっと満足(いつも子供の髪の毛を切っているので、多少はコツが分かっていたのでしょう)。すきバサミは結構使えるアイテムですね。
ただ、今度床屋に行ったら、

 「何ですか、この頭!?」 ヽ(゚Д゚)ノ

と言われるかもしれませんが(笑)。ちなみに、髪を切った理由ですが、別に失恋した訳ではありません(当たり前!)。ただ単に、鬱陶しかったのですね。しかし、おかげで大層スッキリしました。鏡を見ると、あまりに爽やかな自分がいたので思いっきり笑ってしまいましたけど。

最近気付いたこと。
アメリカの瓶ジュースとか瓶ビールとかの王冠って、普通のフタのようにひねると開くヤツが結構あるんですね(もちろん普通に栓抜きを使っても開きます)。開けた後の瓶の王冠があった部分にらせん状の突起があれば、それは開くヤツです。知らない人の前で「エイッ!」と開けると、ビックリされるかもしれませんよ。

 って、気付くの遅いですか? (´・ω・`)

さてさて、アメリカは今週末は3連休(月曜日はLabor Dayで祝日)ですが、今のところ予定はありません。何をしようかな・・・と言いつつ、来週先生とのミーティングもあるから、お仕事もしないとね。

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09/03/2004

皆様のご多幸を祈念して・・・

ボンヤリしていたら、あっという間に9月ではないですか!(←ボンヤリしすぎ
ということは、もう2週間ほどで渡米1周年になる訳ですね。長かったような気もするけど、振り返ってみると早かったような。ということは、あと1年で研究成果を出してまとめないといけない訳で・・・

 思考回路がハングアップしています ヽ(゚∀゚)ノ

・・・気を取り直して。
仲良くしていた日本人一家がここ数ヶ月で3家族ほど帰国してしまった(1家族は急遽New Yorkへ転勤と相成ってしまいましたが)のですが、それぞれにメールで近況報告がありました。皆さんいろいろと大変そうで、「明日はわが身だなあ」とシミジミしてしまうのですが、何にしてもお元気そうで何よりです。

日本に帰国された方は、「喫煙率の高さ」「酔っ払いの多さ」「道路の狭さ」に逆カルチャーショックを感じているようですが、確かにそうかもしれません。今いる街って、喫煙率は妙に低いし、酔っ払いは(夜ダウンタウンとかに行かない限り)ほとんど見かけないし、道路は当然のごとく広いですから。

しかしまあ、日本の美味しい食事が食べられるのはうらやましいですね。
ああ、美味しいラーメン食べたい。

そうそう、友人宅に第二子が誕生したとの連絡が入りました。私は夫妻とも高校時代からよ~く知っているのですが(旦那さんとは高校3年間同じクラスで、奥さんとは3年間同じ部活)、それだけに何か自分のことのように嬉しくなってしまいますね。母子とも元気とのことで、何よりです。

 とにもかくにも、皆さんに幸多からんことを!

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09/02/2004

待たされた私/強盗に襲われたら・・・

今日、大学内で事務手続きをしてきたのですが、いやあ、待たされた待たされた。私のパスポートを持って部屋を出て行ったので、おそらくコピーを取りに行っただけだと思うのですが、"I'll be right back"と言い残したわりに、

 戻ってきたのは15分後 (´・ω・`)

確かにアメリカ人の「すぐ」を信用しちゃダメとはよく聞きますが、ここまで来ると何か笑ってしまいます。何となく、「どしゃ降りの雨の中を傘もささずに走っているときに不意に出てくるハイテンションな笑い」に近い感覚ですね(謎)。まあ、イライラして待っていた昔よりは精神的に負荷はないのですが、このペースに慣れすぎるのもどうかと思う今日この頃。

どうでもいい話。「ちょっと待ってください」という意味で"Wait a second"って言われると、

 1秒で何ができんねん! (`Д´)ノ

とツッコミを入れたくなるのは私だけ?(笑)

そうそう、先週の金曜日、キャンパス付近で白昼堂々と連続強盗があったという記事が新聞に載っていて、学校ではその話題で持ちきりでした。今住んでいるところは基本的に治安がいいので、ついつい日本にいるとき同様油断してしまいがちなのですが、注意しないとね。

んで、その新聞記事には「もし強盗に襲われたらどうするか」が書いてあったので、じっくり読んでみました。「大金を持ち歩くな」「夜道を一人で歩くな」など、基本的には当たり前のことしか書いてなかったのですが、十分心に留めておきたいと思います。

そんな中に、「英語」として個人的に目を引いた一文がありました。

 put your personal safety above your possessions.

短文に言わんとしたことをギュッと閉じ込めた洗練された表現だなあと思ったのですが、日本語ではどう言えばいいのかなあ・・・「命より大事なものはない」だとちょっと言葉が足りない気がするし・・・

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09/01/2004

「機動警察パトレイバー」と「本当の知性」

いきなりですが、今日は私の好きな映画「機動警察パトレイバー 劇場版」の話から。

1999年の東京で、汎用人間型作業機械・レイバーが無人で暴走する事件が多発。警察組織としては「はみ出し者」の特車2課の面々は、OS(オペレーションシステム)に仕掛けられたウイルスの存在に気付き、その暴走を止めるため奔走するのですが・・・

アクションシーンの素晴らしさはもちろん、綿密に練りこまれたストーリーが抜群の出来だと思います。1989年に公開された映画ということで、ともするとテーマ的に古臭くなったりしてしまうのですが、高い普遍性を持っていて今見ても何ら違和感がありません。この辺が、「イノセンス」がカンヌ国際映画祭コンペで上映されるなど、海外でも高い評価を得ている押井守監督の真骨頂と言った感じだと思います。

この映画の魅力は本当にいろいろとあるのですが、私的に大変気に入っているのは、「本当の知性」が描かれているという点です。映画を題材に具体的に言ってしまうとネタバレになりますので、ここでは「本当の知性」を的確に表現したエッセイの一部を紹介したいと思います(長文申し訳ありません)。ちなみに、これが書かれた時期は、ちょうど湾岸戦争の時期(1991年)に当たります。

 新聞を読んでいて、おおっと叫ぶ記事がありました。
 湾岸戦争でイラク軍の捕虜となり、テレビでアメリカ軍非難の発言を強制されたアメリカ軍パイロットが、アメリカに戻って、新聞社のインタビューに答えた記事です。
 イラクのテレビでは、はれぼったい目をして、顔に傷がつき、力なくアメリカ非難を語っていた青年でした。
(中略)
 あの当時、そのVTRは、日本のテレビ局でもさかんに流され、イラクの拷問のひどさを訴える理由のひとつになりました。イラク軍がねらった反対の印象しか世界に、与えなかったようです。
 僕が見ていたニュース番組でも、キャスターの人が、無残な傷ですね、ひどい拷問を受けたのでしょうとコメントし、どうですかと、何人かの軍事評論家の人に、追加コメントを求めていました。軍事評論家の人達は、まったく、イラク軍はマイナスのことをしていますねとか、見せしめだからこれでいいのですとか、イラク国民の優越感を刺激し、結束させるのが目的ですからとか、答えていました。
 その時一人の軍事評論家の人が、この人は、元外人部隊にいたという人なんですが、ぽつりと、「この傷は拷問の傷じゃないです」と言いました。
 テレビ局のスタジオは、その瞬間、ポカンとしました。
 キャスターの人が、あっけにとられて、どうしてですか?と言うと、その軍事評論家の人は、「私はたくさん、拷問の傷を見てきましたが、拷問ではこんな傷はつきません」と答えたのです。
 今度は、スタジオはしーんとしました。ただし、それは、困ったようなしーんでした。話を聞いていて、しーんとしたのではなく、どう言っていいか分からない、しーんだったのです。
 じゃあ、この傷はなんです?と、少し間があいてキャスターの人が言うと、その人は、少し考えて、「自分で自分の顔を殴ると、こういう傷がつきます」と言いました。
 今度は、スタジオはしーんとしませんでした。軽い笑いが上がり、そうですか、と軽くキャスターは言って、湾岸戦争の次の話題に進みました。
(中略)
 で、僕が見つけた記事は、その当人、ジェフリー・ゾウン爆撃手がアメリカの新聞社に答えたものでした。
 「イラクのテレビに出演させられないように、我慢できる限り、自分の鼻や顔を殴った」
 「だが録画を強制されて、二度目は、右目を見えなくなるまで殴った。この時は、イラク軍も撮影をあきらめた」
 僕は、おおっと叫びました。ですが、それは、そうかっという「ヒザぽんっ叫び」とは少し違います。
 あの時のキャスターや他の軍事評論家の人は間違ってたんだあ、という感想ではありません。
 僕がおおっと叫んだのは、久しぶりに「本当の知性」とはどういうことか、とつきつけられたからです。
 あの時、スタジオでは、基本的な物語は、決まっていました。湾岸戦争を、アメリカサイドに立って読みとるという物語です。ですから、その物語から離れない限りは、どんな論戦でも許されたのです。
 もちろん、イラクサイドの番組もあったはずです。
 アメリカの世界警察戦略に対して、とりあえず、イラクサイドから湾岸戦争を見るという物語も成立します。その物語の枠の中なら、どんな激論も成立します。アメリカサイドの発言も、実はこの物語の枠におさまるのです。
 が、この「自分で自分を殴った傷」という発言は、どちらの物語にも属さない「知性」なのです。そして、こういう「知性」は、僕達を宙ぶらりんなまま、不安の世界に放り出します。
(後略)

                          (鴻上尚史著 「鴻上の知恵」より)
 
世の中には、「アメリカサイドに立ったニュース番組」のように、物語が決まった状態がままあります。きっと、自分に自信がなかったり、守りに入ったりすると、それに流されてしまいそうになると思うのです。そこで、「本当の知性」を持てるかどうか、そして何より「宙ぶらりんな不安」に耐えられるかどうか、これがきっと重要だと思うのです。

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