12/22/2004

"What day is it today?"にはどう答えるか?

さて、今日は簡単そうで意外に困ってしまう英語表現のお話です。
まずは本日の問題。"What day is it today?"にはどう答えればよいのでしょうか?


<解答>

 "What day is it today?" "It's Tuesday."

さて、ごく当たり前に見えるこの表現の何が盲点かというと、「曜日」に対応する英単語は存在しない、という事実なのです。「今日は何曜日ですか?」と聞きたくなることって意外に多くって、その時いつも「どう聞けばいいんだっけ…というか、曜日って英語でなんて言うんだっけ?」と困ってしまうのですが、実は単に"what day"でいいのですね(さらにハッキリさせるには、"what day of the week"と言うそうです)。ちなみに、人によっては親切に、"It's Tuesday, December 21st."と答えてくれますが、「曜日」を必ず先に言ってくれるハズです。

さて逆に、「今日は何日か」を聞きたい場合は、"date":「日付」という単語を用いて、"What’s the date today?"という表現を使います。人によっては、"What day of the week is it today?":「何曜日ですか?」と対比して、"What day of the month is it today?":「何日ですか?」という表現を使う人もいるようです。

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11/28/2004

"pathetic"、"buoyant"とはどういう意味か?

英単語って、覚えても覚えても悲しいかなすぐ忘れてしまうんですよね(笑)。しかし、あるきっかけでその意味を連想できるようになると、強く頭に残すことが出来ます。今日はそんな一例。"pathetic"、"buoyant"とは一体どういう意味でしょうか?


<解答>

 "pathetic":「哀れを誘う、悲しい」

この形容詞の元になっている名詞は"pathos"です…と、アルファベットで書かれるとピンと来づらいですが、「ペーソス」=「哀愁、物悲しさ」と言われると、「ああ!」となるかもしれません。

 "The most pathetic person in the world is
       someone who has sight, but has no vision."
 「世界で最も哀れな人とは、
      目は見えるのに夢(ビジョン)を持っていない人だ」
                                -Helen Keller-

ちなみに、"pathos"とはギリシャ語で「感情」という意味で、「哀愁、物悲しさ」以外に、「論理で割り切れない激情、情念」という意味も持っています。こちらもまた「パトス」という日本語になっていますね。


 "buoyant":「浮力・回復力のある、値が上がり気味の」

この形容詞の元になっている名詞は"buoy"です…と、これまたアルファベットで見るとピンと来づらいですが、「ブイ」=「くさりによって海底に固定された浮標」と言われると、"buoyant"という言葉の意味がすぐ浮かんでくると思います。

 "The buoyant force equals the weight of the fluid displaced."
 「浮力は、その物体が押しのけた液体の重さに等しい」

 "The world economy does not look as buoyant as it was last year."
 「現在の世界経済は、去年ほどの上り調子にないようだ」

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11/09/2004

"file"、"level"、"hex key"とはどういう意味か?

いきなりですが、まずは本日の問題。"file"、"level"、"hex key"とはどういう意味でしょうか?ちなみに私、渡米直後にこの関係の英語でかなり苦労した経験があります、とヒントなのか何なのか分からないコメントを付け加えておきます(笑)。


<解答>

 "file":「やすり」  "level":「水準器」

 "hex key":「六角レンチ」

そうです。これらは全て「工具(tools)」に関する英語なのです。

やすりでも、目の粗いもの(石目やすりなど)を"rasp"、細かいものを"file"と言うようです。なお、"rasp"、"file"は「やすりをかける」という動詞にもなります。ちなみに、爪を研ぐやすりは"nail file"と表現します。

"level"と言うと、日本語では「レベルが高い(低い)」など「程度、段階」といった意味でよく使われますが、英語では「水平(線)」「(水平面の)高さ」という意味でもよく使われます。その延長で、測量などで使う「水準器」も"level"で表現できます。ちなみに、水準器の中の液体はアルコールが使われていることが多いのですが、このようなものを特に「アルコール水準器」:"spirit level"と言います。

六角レンチは"hex key (wrench)"と言ったり、Allen Manufacturing Company社の登録商標より"Allen key (wrench)"と言ったりします。もちろん、"hex"は"hexagonal":「六角形(の)」ですね。

なお、「レンチ」と言うと「ボルト、ナットなどを回すための工具」なのですが、日本では「スパナ」という言葉も利用されます。辞書で調べると、"wrench"が米語、"spanner"が英語ということのようで、日本ではこれらが混在して使われているのですね。

ちなみに、レンチの二面幅を自由に変えられるものを「モンキーレンチ」:"monkey wrench"と言いますが、この語源は「ハンドルが自由に動く様子が猿のおもちゃに似ているから」「『猿でも使える』工具だから」などという説もありますが、「発明者の名前(Charles Moncky)に由来する」という説が有力です。ただし、私がDIYの店などで見た限りでは、現在は"adjustable wrench"という名称が一般的なようです。

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10/29/2004

「3時10分前」「3時ちょうど」を英語で何と言うか?

時刻を表す表現としては、例えば「3時10分です」:"It's three ten"と、「時、分」の順で数字を言うのが基本なのですが、これ以外にも"It's ten (minutes) after three (o'clock).":「3時10分です(3時から10分回ったところです)」(イギリスでは"after"ではなく"past"を使う)なんて表現があったりして、ついつい混乱してしまいます。
ということで本日は、いくつかの英語の時刻表現を見ていきます。さて問題。「3時10分前」「3時ちょうど」を英語で何と言うのでしょうか?


<解答>

 「3時10分前」:"It's ten to three."

    "It's ten (minutes) in front of three (o'clock)."

「A時B分前」という表現の基本は、"B to A"(A時までB分)という形になります。この"to"を違う表現にしたものが"B in front of A"(A時の前にあとB分)というものです。口語ではさらに、"B this side of A"(A時までB分届いていない)といった表現も使われるようです。


 「3時ちょうど」:"It's exactly [/just] three (o'clock)."

             "It's three (o'clock) sharp."

もちろん、"It's 3 o'clock"でもいい訳ですが、「ちょうど」という意味合いを出したいときは、"exactly"や"just"といった副詞を使います。日本語でも、「3時ジャスト」なんて言ったりしますよね。
そして、"sharp"も副詞としてその意味で使われるということは日本人にとってはなじみが薄いかもしれません。"sharp"の場合は一般的に、時刻を表わす句の後に置いて使われるようです。

また、「~時ちょうどに(遅れずに)」という意味では、前述の"sharp"、さらには"promptly"(この意味では"prompt"も同意で使われる)といった副詞を使うことが多いようです。

 "I arrived there at three o'clock sharp [/prompt]."
  「そこには3時ちょうどに(遅れずに)到着した」

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10/23/2004

"Aren't you a Japanese?"にはどう答えるか?

今日は、多くの日本人が混乱してしまう「否定疑問文」のお話です。さて本日の問題。"Aren't you a Japanese?"にはどう答えることになるでしょうか?…あ、もちろんあなたは日本人だとします(笑)。


<解答>

 "Aren't you a Japanese?" "Yes, I'm (a Japanese)."

日本語で「あなた、日本人じゃないの?」と聞かれたら、「いやいやいや、バリバリ日本人ですって」と即座に答えることになるかと思いますが(笑)、英語では"No, I'm Japanese."とは言わないのですね。この違いの原因は、日本語の「はい、いいえ」は「相手の質問が合っているかどうか」により変わりますが、英語の"Yes,No"は基本的に「これから続く内容が肯定か否定か」により変わるためです。

学校の英語で必ず出てくる割に、実際の会話ではほとんど使われないフレーズに"Yes, I do (/am)."、"No, I don't (/am not)."があります(基本的にはYesやNoだけで事足りる)。なのになぜこの表現を勉強するかというと、これが英語の受け答えの基本だからなのですね。

もう一つ、よく日本人が間違う疑問文は、"Do you mind..."の形です。"Do you mind my smoking here?"と聞かれて、「いいですよ」のつもりで"Yes!"と言うと、きっとその後気まずいことになるかと思います(笑)。この形、よく「...してもいいですか?」と訳してあるため大変混乱を招くのですが、基本的に"mind":「気にする」という動詞をそのまま訳して、「...するのを気にしますか?」と考えた方がいい気がします。

 "Do you mind my smoking here?" "Not at all!"
 「ここでタバコを吸うと、あなた気になりますか?」「全然気にならないよ!」

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10/20/2004

"study"と"learn"との違いはどこにあるか?

幼稚園で見つけたポスターさて、今日は息子が通う幼稚園で見つけたポスターから。

 "Curiosity = motivation to learn"

個人的にはすごくいい言葉だなあと思ったのですが、同時に、「何で"study"じゃなくて"learn"なんだろう…」という疑問が浮かんできました。ということで本日は「似たようで違う言葉」に関する問題。"study"と"learn"との違いはどこにあるのでしょうか?


<解答>

"study":to spend time reading, going to classes etc in order to learn about a subject

"learn":to gain knowledge, comprehension, or mastery of a subject or skill, by experience, by studying it, or by being taught

"study"とは、何かを"learn"するために本を読んだり、授業に出たりという行為で「時間を費やす」ことに主眼が置かれていて、結果はさほど重要視されていません。これに対し、"learn"は経験、"study"、また教えられることによって「知識を得る、理解する、マスターする」という結果を重視した表現と言えます。つまり、"I study English every day to learn it":「英語を習得するため、毎日時間を費やし勉強している」といった関係性なのですね。

ポスターの話に戻すと、これは子供が好奇心によっていろんな事を「習得」していくんだよ、ということを言いたいため、このような表現になっているものと思われます。"Curiosity = motivation to study"だと、「(科学などで新しいことを知りたいと)勉強、研究する原動力になるのは好奇心だ」といった感じの意味になってしまうということですね。

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10/13/2004

"under the weather"とはどういう意味か?

今日はいきなり例文です。"You look a bit under the weather."とはどういう意味でしょうか?"weather"といえば天気、なので「天気の下に見える」…いやあ、そんなハズはない!(笑)


<解答>

 "You look a bit under the weather."

  :「あなた、ちょっと具合悪そうね」

ご存じの通り、"weather"は一般的な「天候」(ある場所、ある時間の気象状態)を指す言葉なのですが、特に"the weather"という形で「荒れ模様、荒天」という意味になることがあります。このため、"under the weather"で「荒天のもとに(いる)」となり、そこから転じて「ちょっと調子が悪い(slightly ill)」という意味の口語表現になっています。そこからさらに、「酔っぱらった、二日酔いの」という意味でも使われます。なお、"climate"は"weather"と同様に気象状態を指す言葉なのですが、「ある地方の年間を通じた平均的な気象状態」、すなわち「気候」という意味になります。

ちなみに、「二日酔い」というと"hangover"という表現が一般的です。"hang over"という動詞句は「事態・状態が持ち越される、そのまま残る」という意味ですので、お酒の影響が「夜を越えて持ち越される」という意味で"hangover"と言うようになったようです。似たような表現としては、「外泊」:"sleepover"があります。これは特に、子供達が誕生日祝いなどの目的で友達の家に泊ることを指すことが多いようです。

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10/09/2004

「生き写し」を英語で何と言うか?

親になってみて思うこと。子供が自分にそっくりと言われると、嬉しいような申し訳ないような(笑)。それはともかく、よく似ている様を「生き写し」なんて言ったりしますが、さてここで問題。「生き写し」を英語で何と言うでしょうか?


<解答>

 「生き写し」:"be the image of"、"be the picture of"

"image"そして"picture"には、「よく似たもの」という意味がありますので、"He is the image (/picture) of his father."と言えば「彼はお父さんの生き写しだ」となります。また、これらは「典型例」という意味にもなりますので、"He is the image (/picture) of health."と言うと、「彼は健康そのものだ」という意味にもなります。

"image"で一つ。「イメージアップ」「イメージダウン」という言葉がありますが、これらは和製英語です。というのも、"image"という動詞には「描く、想像する」といった意味しかないのですね。このような表現をする場合は、原因を主語にして"improve one's image""damage one's image"と言うようです。

"picture"でもちょっとだけ。"I get the picture."とはどういう意味でしょうか?直訳すると「絵を手に入れる」となりますが、これは口語表現で「事態をのみこむ」という意味で使われます。「状況はよーく分かった」といった感じですね。

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10/08/2004

"from scratch"とはどういう意味か?

今、新しい実験設備を自分で設計していて、その部品調達を行っています。いくつかの部品は手持ちがあるのですが、残念ながら長さがちょっと足りない金属部品がありました。そこで、機械加工のtechnician(技師)に溶接などで長くすることが出来ないかメールで問い合わせたのですが、その返事に書いてあった言葉は、"I can make it from scratch."。ということで本日の問題。"from scratch"とはどういう意味なのでしょうか?私は意味が分からず辞書で調べました…


<解答>

 "from scratch":「最初から、ゼロから」

"scratch"とは「ひっかく」という動詞なのですが(例:スクラッチカード、DJのスクラッチ)、「地面などに棒で何かを書く」という意味もあります。"from scratch"とは、「『地面に書かれた線』から」という意味で、転じて「『(地面に書かれた)スタートライン』から」という意味になり、「裸一貫、ゼロからのスタート」といった感じの意味になったようです。

なお、"scratch"には、「(線を引いて)消す、削除する」という意味もあります。このため、「(スポーツ選手、競走馬が)出場を取り消す」という意味にもなります。海外競馬に詳しい方だと、「スクラッチ(出走取消)」という言葉は耳慣れているかもしれませんね。

さらに、"scratch"は「寄せ集めの、ありあわせの」という形容詞にもなります。なので、アメリカで"scratch paper"と言うと、「(裏紙などを寄せ集めて作った)メモ用紙」という意味になります。

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10/07/2004

「目やに」を英語で何と言うか?

えー、今日はまず、ゴン太さんから頂いたお葉書をご紹介。「『目やに』は英語で何と言うのですか」…お葉書ありがとー!
…と、ニセDJ風に始めてみました。いかがかしら?(笑)
ということで今日の問題は「『目やに』」を英語で何と言うか、です。採用されたゴン太さんには、賞金が…出るでしょうか?ヽ(゚∀゚)ノ


<解答>

 「目やに」:"eye mucus"、"sleep"

"mucus"(発音はミューカス)はもともとラテン語で「鼻水」という意味で、広く「(動植物の)粘液」を指します。そのため、"eye"を付けると「目の粘液」、つまりは「目やに」といった意味になるようです。あと、寝ている間に溜まってしまう目やにについては、口語的表現で"sleep"とも言います。

以下、「目」に関する慣用句的表現を集めてみました。

 「目の中に入れても痛くない」:"be the apple of one's eye"

"the apple of one's eye"とは、「眼、瞳」を指す、聖書に由来する表現だそうです。「眼、瞳は非常に大切」ということから、「非常に大切なもの」という意味になったようです。

 「目からウロコが落ちる」:"the scales drop from one’s eyes"

"scale"は、ここでは「ものさし」ではなく、「ウロコ」という意味になります。そう、実は英語と日本語が全く同じ表現なのですね。ちなみにこちらも聖書(新約聖書)に由来する表現だそうな。

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