02/12/2005

「文房具」、「コロンビア特別区」を英語で何と言うか?

さて、本日はいきなり問題。「文房具」、「コロンビア特別区」を英語で何と言うのでしょうか?
この2つ、全く関連がないようですが、実は同様の「盲点」を持っているのです。


<解答>

 「文房具」:"stationery"

今や日本でも「ステイショナリー」と呼ぶこともあるので、単語としてはさほど目新しいものではないかと思います。しかし、実は多くの人が"stationary"という綴りだと勘違いしているのではないでしょうか。やっかいなことに、"stationary"は「動かない、静止した」(例えば"stationary satellite":「静止衛星」)という単語になりますのでご注意下さい。


 「コロンビア特別区(D.C.)」:
   "the District of Columbia"

アメリカの首都「ワシントンDC」:"Washington D.C."の"D.C."ですね(西海岸にある、Seattleで有名な「ワシントン州」との混同を避けるため、必ず"D.C."が付けられます)。コロンビア特別区("Columbia"は、冒険家「コロンブス」:"Columbus"に由来すると言われています)は連邦政府直轄の特別区であり、どの州にも属していません。

…と、ここまで読み進めて、「そんなん当たり前じゃん。何が盲点なのよ!」と不思議に思う方も多いでしょう(笑)。実は"the District of Colombia"という綴りだと思っている人が結構多いのです。そしてやっかいなことに、"Colombia"は南米にある国の名前になってしまうのですね(実はこちらの名前も「コロンブス」:"Columbus"に由来すると言われています)。
ということで、ワシントンDCをご訪問の際には、間違って南米に到着しないよう十分ご注意下さい(笑)。

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02/01/2005

"driveway"、"throttle"とはどういう意味か?

今日は、思いっきり勘違いしやすい英単語のお話です。
んでさっそく本日の問題。"driveway"、"throttle"とはいったいどういう意味なのでしょうか?


<解答>

 "driveway":「私設車道」

パッと聞くと「高速道路」っぽいイメージの言葉ですが、実は英語では「建物・車庫などから道路までの私設車道」を指します。勘違いしやすいので、TOEICなんかにもよく出てくる単語ですね。また、単に"drive"と言うこともありますが、こうなるとさらに勘違いしやすいのでご注意下さい。


 "throttle":「窒息させる、抑圧する」

「フルスロットル(full throttle)」:「全速力で」という言葉があるので(英語でも同様の意味で使われます)、"throttle"は「燃料をどんどん供給して、ガンガン加速する」といった感じの意味かと思ってしまいますが、実は全く逆の意味なのですね。

"throttle"とは「喉」:"throat"と同じ語源を持ち、もともと「窒息させる」という動詞で、そこから「抑圧する」という意味も派生したと言われています。「フルスロットル」と言った場合の「スロットル」とは、エンジンに燃料を供給する途中に設置された「絞り弁(throttle valve)」のことで、「フルスロットル」とは「絞り弁を一杯に開く」ということから、上記のような意味になるのですね。

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01/31/2005

「デファクト」、「デフォルト」とはどういう意味か?

日本では、外来語(カタカナ語)を使うと何となくカッコイイ、という風潮がありますが、その元々の意味や由来などを全く知らずに使っていることも珍しくありません。ということで今日はそんな例を2つほどご紹介。さて、「デファクト」、「デフォルト」とは元々どういう意味なのでしょうか?


<解答>

 「デファクト(de facto)」:「事実上の」

「デファクトスタンダード(de facto standard)」:「(公的な標準ではなく)市場の実勢によって事実上の標準とみなされるようになったもの」という用例で最近よく見かけます。この言葉、日本でもそのままの意味で使われてはいるのですが、"defact"という英語だと誤認している方が結構多いのではないかと思います。これはラテン語("from the fact"という意味)が輸入されたもので、英語から見ても「外来語」なのですね。ちなみに、同様にラテン語に由来する"de jure":「適法な、正当な」という英語もあります。


 「デフォルト(default)」:「不履行、欠席」

多くの方は、コンピューターで使われる「デフォルト」=「デフォルトバリュー(default value)」:「利用者が何も操作や設定を行なわなかった際に使用される、あらかじめ組み込まれた設定値」という意味しかご存じないかもしれません。しかしこの言葉は元々「約束されたことを履行しないこと」という意味で("deficiency":「不足、欠乏」と同語源と言われている)、現在では「債務不履行」(金融用語)、「棄権」(スポーツ用語)という意味でも使われます。コンピューターで使われている例は、「利用者が入力不履行した時の値」というのが元々の意味なのですね。

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01/30/2005

"pamper"、"sprite"とはどういう意味か?

本日は「意外と知らない商品名の意味」シリーズです。
紙おむつの代名詞「パンパース(Pampers)」、サイダー型清涼飲料の代表選手「スプライト(Sprite)」は皆さんよくご存じかと思います(ちなみに、これらの商品はアメリカでも同じ名前で売られています)。しかし、この名称の元となった言葉"pamper"、"sprite"という英語の意味をご存じない方は意外と多いのではないかと思います。
さてここで問題。"pamper"、"sprite"とはどういう意味なのでしょうか?


<解答>

 "pamper":「甘やかす、ほしいままにさせる」

「パンパース」の名前の由来ですが、おそらく「赤ちゃんを甘やかす(全く嫌な思いをさせない)ほどに着け心地のいい紙おむつ」ということではないかと想像されます。ちなみに、おむつはアメリカ式では"diaper"、イギリス式では"nappy"と表現します。


 "sprite":「妖精」

"sprite"はもともと"spirit":「魂、霊」から派生した言葉と考えられています。ちなみに、"esprit":「精神、機知、エスプリ」も同じ語源です(こちらはフランス語から輸入された英語)。
なお、「スプライト」という名前は、炭酸飲料の爽やかさと刺激を、"sprite":「妖精」の持つ透明感になぞらえたものと言われています(さらに、"spirit":「元気」という意味もかかっているとも)。

コンピューター関係に詳しい方は、「スプライト」と聞くと「プログラム上で画像を簡単に取り扱えるようにするための仕組み」を思い出されるかもしれません。実はこちらも同じ語源で、画面上を自由に動き回るグラフィックスを「妖精」になぞらえたものと言われています。別に、寝ている間に妖精さんが勝手にプログラミングを完了させてくれるという訳ではありません(笑)。

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01/28/2005

"nuke"、"pan"とはどういう意味か?

今日は「略語」のお話です。
日本語でも、「パーソナルコンピューター」を「パソコン」と言ったり、「ドラゴンクエスト」を「ドラクエ」と言ったりしますが、英語でもこのような略語は多く見られます。例えば、"January"を"Jan."と書いたり、"Mister"を"Mr."と書いたりするのが代表例でしょうか。そして、そんな略語が新しい言葉として定着する(形式的には、短縮を示す"."がなくなる)こともよくある話です。
ということで本日の問題。"nuke"、"pan"は略語から派生した言葉ですが、いったいどういう意味なのでしょうか?


<解答>

 "nuke":「核兵器」

こちらは米軍でスラング的に使われていた"nuclear weapon"の略語と言われています。
ちなみに、アメリカでは「電子レンジでチンする」という意味のスラングとしても使われているようです。何となく気持ちは分かるけど、ちょっと大げさすぎでは(笑)


 "pan":「カメラを左右に回転して写す」

日本でも、「カメラをパンする」って聞きますよね。これは、"panoramic (camera)":「パノラマ(カメラ)」の略語と言われています。

なお、「フライパン」の「パン」:"pan"も同じ綴りですが、こちらはラテン語の"patina":「浅い皿」が語源と言われています。ちなみに、とってもどうでもいい話ですが、翻訳ソフトで"Peter Pan":「ピーターパン」を和訳させたら「ピーター鍋」と出てきて大爆笑したことがあります(笑)。

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01/27/2005

"a la mode"とはどういう意味か?

アラモード(ア・ラ・モード)と聞くと、皆さんは何を思い出しますか?「プリンアラモード」を思い出して、そしてデパートの最上階にあるようなレストランまで思い出してしまう私って、昭和の人間ですか?(笑)
それはともかく、英語(特に米語)でも"a la mode"と呼ばれるデザートはあるのですが、日本人が想像するものと少しだけ違います。さて本日の問題。"a la mode"とはどういうものになるのでしょうか?


<解答>

 "a la mode":「アイスクリームを添えた(のせた)」

日本では、「アラモード」と言っても決まった形がなく、いろんな果物やスポンジケーキを入れてホイップクリームをのせて、といった感じのものになりますが、アメリカで"a la mode"と言うと、「アイスクリーム添え」という明確な意味になります。特に、暖かいアップルパイにバニラアイスを添えた"Apple pie a la mode"なんかが代表格ですね。

ちなみに、もともと"a la mode"はフランス語で「流行の」という意味で、英語でもその意味(fashionable)で使われますが、現在では古い表現(old-fashioned)になっているようです。日本語で言うと、「ナウい」って感じでしょうか(笑)。

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12/26/2004

「シッシッ!」「シーッ!」を英語で何と言うか?

今日は、学校ではなかなか教わらない「感情を表す間投詞」をいくつかご紹介します。
さて本日の問題。動物を追い払うときの「シッシッ!」、静かにさせる時の「シーッ!」を英語で何と言うのでしょうか?


<解答>

 「シッシッ!」:"shoo!"

日本語では「シッシッ!」と2回重ねて言いますが、英語では"shoo!"と1回で言うようです。なお、"shoo"は「追い払う」という動詞としても使います。

 "She shooed the children out of the house into the garden."
  「彼女は、(さあさあと)子供達を家から庭に追い出した」

ちなみに、"shoo-in":「(選挙、レースなどで)楽勝が予想される人(、馬など)」という口語表現があります。これはもともと、「シッシッと追い払われる(shoo)ような怠惰な状態でも勝利のゴールに入る(in)ような八百長レース」という意味だったのですが、今では八百長という意味合いは薄れてしまっているようです。


 「シーッ!」:"hush!"

音としては日本語と多少似ていますが、英語の方がちょっと特徴がありますね。なおこちらも、間投詞以外に「静かにさせる」という動詞として使われます。

 "The news hushed us."
  「その知らせを聞いて我々は静まり返った」

なお、"hush"にも、"hush-hush":「極秘の、内々の」"hush money":「口止め料」という口語表現があります。

ちなみに、"shoo"も"hush"ももともとは擬音語です。このような言葉を"onomatopoeia":「オノマトペ」と言います。

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12/25/2004

「冬至(夏至)」、「春分(秋分)」を英語で何と言うか?

もう終わってしまいましたが、12/21は冬至でした。冬至は二十四節気(太陰暦を使用していた時代に、季節を現すための工夫として考え出されたもの)の一つで、「(北半球では)1年で一番昼が短くなる日」として知られています(言うまでもなく、夏至は「(北半球では)1年で一番昼が長くなる日」ですね)。一方、春分、秋分も二十四節気の一つで「昼と夜の長さが等しくなる日」として知られています。
さて本日の問題。「冬至(夏至)」、「春分(秋分)」を英語で何と言うのでしょうか?


<解答>

 「冬至(夏至)」:"the winter (/summer) solstice"

"solstice"とはラテン語で、"sol":「太陽」+"sistere":「動かない」という意味を持っています。

季節によって、太陽が真上に来る地球の地点(地球の自転があるので東西方向は考えない)は変わりますが、まず秋分の時には赤道上に当たり、冬至に向かって南に移動していきます。そして冬至の時には南緯23度27分の位置に来て、その後春分に向かって再度北上していきます。そして秋分で赤道上に達し、夏至で北緯23度27分の位置に来て、再度南下していく訳です。つまり、冬至や夏至はこの意味での「太陽の動きが止まる」日ということで、そのような名前なのですね。なお、日本語の「至」も「行き着いたところ」という意味なので、その意味では同じことを指していると言えるでしょうか。

ちなみに、冬至の時に太陽が真上に来る南緯23度27分線を「南回帰線」:"the tropic of Capricorn"(山羊座の始まる季節の回帰線)、夏至の時の北緯23度27分線を「北回帰線」:"the tropic of Cancer"(蟹座の始まる季節の回帰線)と言います。
もう一つちなみに、"tropic"には「熱帯の」という意味がありますが("tropical"だとさらにおなじみですね)、これは「回帰線(tropic)が通っている」ということが由来といわれています。


 「春分(秋分)」:"the vernal (/autumnal) equinox"

"equinox"とは、"equi":「等しい(equal)」+"nox":「(ラテン語で)夜、night」という意味です。こちらは比較的分かりやすいかもしれませんね。日本語でも、「分」:「等しく分ける」(何分のいくつ、と言いますもんね)ですし。
ちなみに、「赤道」は"equator"と言います。これは、「昼と夜とを等分するもの」という意味ですね。

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12/24/2004

"elixir"とはどういう意味か?

日本で販売している商品の名前で、よく聞くけど意味の分からないものって結構ありますよね。今日はそんな中から一つご紹介。資生堂の化粧品でおなじみ、"elixir"とはどういう意味でしょうか?


<解答>

 "elixir":「万能薬、不老不死の薬、錬金薬」

この言葉は、「不老不死の薬」:"the elixir of life"や、卑金属を黄金に変える魔法の薬(錬金薬:この意味では、ハリー・ポッターに出てくる「賢者の石」(philosopher's stone)と非常に近いもの)などを指していた言葉で、今では「万能薬」「基本原理」といった広義な意味で使われることがあります。また、医学用語としては「薬剤を飲みやすくするために用いる甘味と香りを付けたアルコール水溶液(エリキシル)」という意味も持っています。

これと似たような意味を持つ言葉としては、"panacea"があります。こちらはもともと、「全てを治癒する草」の名前だったのですが、そこから「万能薬、万能な方策」という意味に発展し、現在でもよく使われています。

 "There is no panacea for the country's economic problems."
  「この国の経済問題を解決する特効薬はない」

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12/23/2004

"Christmas"とはどういう意味か?

さて、もうすぐクリスマスですね!キリスト教徒ではない多くの日本人にとっては、単なる一イベントの日となっていますが、当然キリスト教世界では非常に大きな意味を持った日です。さて、我々は当たり前のように"Christmas":「クリスマス」という言葉を使っていますが、この元々の意味を知らない人は意外と多いのではないかと思います。
そこで本日の問題。"Christmas"とはどういう意味なのでしょうか?


<解答>

 "Christmas"

   "Christ":「キリスト」+"mass":「ミサ」

"mass"が「ミサ」:"missa"(ラテン語:最後の晩餐が行われたことの記念、教会で行われる祈りの儀式)のことだとご存じない方が多いかもしれません。私も最近知りました(笑)。

ちなみに、"Christmas"を"Xmas"と省略しているのを見かけますが、これは「キリスト」をギリシャ語で書いたときの頭文字が"Χ"(エックスではなく、カイ)だからと言われています。
この省略形、日本ではよく見かけますが(しかも、"X'mas"と誤ってアポストロフィを入れて書かれることが多い)、アメリカでは公の場では基本的に見かけません。これは、「"Christ"という神聖なものを省略するとは何事だ」という意見に加え、「キリストが処刑された十字架に似ている」という意見もあるためと言われています。

クリスマスというと、教会では「キャンドルサービス」:"candle service"がよく行われます(日本では結婚式でもおなじみですね)。この言葉を聞くと、多くの日本人は「ロウソクを使ったサービス・奉仕」と思ってしまいますが、この場合の"service"とは「(特に教会で行われる)宗教的な儀式、礼拝」のことを指します。"marriage service":「結婚式」"funeral service":「葬式」などもそうですね。

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