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10/31/2004

「ヒューマニズム」「ハートフル」を英語で何と言うか?

今日は「英語として通じそうで通じない言葉」を取り上げます。
例えば、"claim"とは「(要求する)権利、賠償支払請求」といった意味は持っていますが、日本で「クレーム(を付ける)」と言った場合の、「苦情(を言うこと)」という意味では使われません。「私は苦情を言った」のつもりで"I made a claim."と言っても、「(何かを)要求した」といった意味にしかなりませんので、この意味では"I made a complaint (about...)."などと表現する必要があります。
ここで本日の問題。「ヒューマニズム」「ハートフル」とは、日本では「人道主義」「心からの(暖かい)」といった意味合いで使われますが、実はこのままでは英語として通用しません。では、これらを英語で何と言うのでしょうか?


<解答>

 「人道主義、ヒューマニズム」:"humanitarianism"

"humanism"という英単語も存在するのですが、これはもともと"A system of thought that centers on humans and their values, capacities, and worth"、つまり「人間中心主義」と呼ばれるもので、いわゆる「人道主義」は"humanitarianism":"Concern for human welfare, especially as manifested through philanthropy"の方がふさわしいかと思います。ただし、最近では英語圏でもこの境界が曖昧になったりもしているようですね。


 「心からの、暖かい、ハートフルな」:"heartfelt、hearty"

日本では、「ハートフル…」というキャッチコピーをよく見かけますが、"heartful"という英単語は実は存在しないようなのです(辞書にも載っていないし、ネイティブに聞いても知らないと言われました)。意味的に近いのは、"heartfelt"、または"hearty"といったところでしょうか。しかも、日本人的な発音で「ハートフル」と言うと、"hurtful":「苦痛を与える、有害な」とまったく逆の意味に取られかねませんのでご注意下さい(笑)。

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10/30/2004

「カレンダー」「キンダーガーデン」「エディター」の綴りは?

今日は、綴りを間違いやすい英単語のお話です。
例えば、「受け取る」という意味の「レシーブ」という英単語があります(バレーやテニスの「レシーブ」も同じですね)。この単語、ついつい間違って"recieve"と書きたくなってしまいますが、正しい綴りは"receive"です。また、これが名詞になると、買い物の時などにもらう「レシート」になります。これも間違って"reciet"と書きたくなりますが、正しくは"receipt"です。"ie"じゃなくて"ei"の上、"p"まで入ってきてしまうのですね(笑)。
さて本日の問題。「カレンダー」「キンダーガーデン」「エディター」は綴りを間違いやすい単語の代表例なのですが、さてどのように綴るのでしょう?


<解答>

 「カレンダー」:"×calender、○calendar"

「アー」と伸ばして終わる単語は、ついつい"er"と書きたくなってしまいますが、"ar"で終わる単語も結構ありますので注意が必要です。例えば、「セミナー」:"seminar"「学者、スカラー」:"scholar"などなど。

 「キンダーガーデン」:"×kindergarden、○kindergarten"

これはもともとドイツ語で「子供の庭」という意味ですが、ドイツ語では庭は"garten"なのですね。ということで、正しくは「キンダーガーン」と表記すべきものかもしれません。

 「エディター」:"×editer、○editor"

人を指す英単語も「アー」という音で終わることが多いですが、これには"er"と"or"の両方の形があるのでこれまた注意が必要です。
ちなみに、「プログラマー」は"er"で終わるのですが、"programer"ではなく、"programmer"と綴ります。

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10/29/2004

「3時10分前」「3時ちょうど」を英語で何と言うか?

時刻を表す表現としては、例えば「3時10分です」:"It's three ten"と、「時、分」の順で数字を言うのが基本なのですが、これ以外にも"It's ten (minutes) after three (o'clock).":「3時10分です(3時から10分回ったところです)」(イギリスでは"after"ではなく"past"を使う)なんて表現があったりして、ついつい混乱してしまいます。
ということで本日は、いくつかの英語の時刻表現を見ていきます。さて問題。「3時10分前」「3時ちょうど」を英語で何と言うのでしょうか?


<解答>

 「3時10分前」:"It's ten to three."

    "It's ten (minutes) in front of three (o'clock)."

「A時B分前」という表現の基本は、"B to A"(A時までB分)という形になります。この"to"を違う表現にしたものが"B in front of A"(A時の前にあとB分)というものです。口語ではさらに、"B this side of A"(A時までB分届いていない)といった表現も使われるようです。


 「3時ちょうど」:"It's exactly [/just] three (o'clock)."

             "It's three (o'clock) sharp."

もちろん、"It's 3 o'clock"でもいい訳ですが、「ちょうど」という意味合いを出したいときは、"exactly"や"just"といった副詞を使います。日本語でも、「3時ジャスト」なんて言ったりしますよね。
そして、"sharp"も副詞としてその意味で使われるということは日本人にとってはなじみが薄いかもしれません。"sharp"の場合は一般的に、時刻を表わす句の後に置いて使われるようです。

また、「~時ちょうどに(遅れずに)」という意味では、前述の"sharp"、さらには"promptly"(この意味では"prompt"も同意で使われる)といった副詞を使うことが多いようです。

 "I arrived there at three o'clock sharp [/prompt]."
  「そこには3時ちょうどに(遅れずに)到着した」

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10/28/2004

「コピー(複写機)」「シャープペンシル」を英語で何と言うか?

今日のテーマは、「固有名詞が一般名詞になった言葉」編です。例えば、「セロテープ」は英国Sellotape社の商標が一般名詞化したもので、イギリスではやはり"Sellotape"と呼びますが、アメリカでは3M社の登録商標である"Scotch tape"という呼び方を使います。
さてここで本日の問題。「コピー(複写機)」「シャープペンシル(シャーペン)」を英語で何と言うでしょうか?


<解答>

 「コピー(複写機)」:"xerox"

 「シャープペンシル」:"automatic [/mechanical] pencil"
 
"xerox"は、複写機メーカーxerox社の商標なのですが、今ではコピー機全般を指す一般名詞となっていますし、さらには「コピーを取る」という動詞にもなります。

 "Please xerox this document.":「ちょっと、この書類のコピーお願い」

「シャープペンシル」はその昔、アメリカで"Eva Sharp Pencil"という名前で売られていたようなのですが、それを早川金属工業株式会社が改良し、広く普及させたと言われています。そこでこの早川金属工業はこの製品にちなんだ社名に変更するのですが…これが現在のシャープ株式会社なのですね。しかし、英語圏では「シャープペンシル」という商標は広まっていないということで、そういう意味で"xerox"とは日米逆のパターンなのでした。

ちなみに、「セスナ」というと小型飛行機全般を指す英語のように感じますが、これはアメリカのCessna Aircraft Company社の製品名なのです。
そしてこれの逆パターン。アメリカでは「家庭用テレビゲーム」を総称して"Nintendo"と呼ぶようになってきています。これもそのうち、"Nintendo"が会社名(製品名)だという事実が忘れられていくんでしょうね。

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10/27/2004

「平泳ぎ」「背泳ぎ」を英語で何と言うか?

本当はこのネタ、オリンピック開催中に出そうと思っていたのですが、すっかり忘れておりました。ヽ(゚∀゚;)
北島選手らの活躍で盛り上がった競泳、英語では「自由形」は"freestyle"、「バタフライ」は"butterfly stroke"と言いますが、さて本日の問題。「平泳ぎ」「背泳ぎ」は英語で何と言うのでしょう?


<解答>

 「平泳ぎ」:"breaststroke"

 「背泳ぎ」:"backstroke"

"stroke"とは水泳では「一かき」のことを指します。つまり、平泳ぎは「胸(breast)のところでストロークする」泳ぎ方、背泳ぎは「仰向け(on one's back)でストロークする」泳ぎ方、ということなのですね。なお、"stroke"と言うと、「ゴルフやテニスなどの打法、打球」「ボートの一こぎ」など、スポーツに関連する言葉が多いのですが、「(脳)卒中」という意味も持っています("have a stroke":「卒中の発作を起こす」 )。

ちなみに、自由形は普通「クロール」という泳法で行われますが、"crawl"とは一般的には「這う、徐行する」という意味になります。「クロール」は一番速い泳法なのですが、「徐行」とはこれいかに(笑)

そうそう、水泳で各選手に定められた競技路を「コース」と言いますが(「第1のコース!」なんて言いますよね)、これは和製英語です。英語では、"lane"という表現を使うのが一般的だそうな。

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10/26/2004

「ガスボンベ」「エネルギッシュ」を英語で何と言うか?

日本語になっている外来語で、英語だと思って使うと通じない(つまり英語に由来しない)言葉は結構たくさんあります。そこで本日の問題。「ガスボンベ」「エネルギッシュ」はその一例なのですが、果たして英語では何と言うのでしょうか?


<解答>

 「ガスボンベ」:"gas cylinder, gas bottle"

 「エネルギッシュ」:"energetic"

これらはもともとドイツ語に由来する外来語なのですね("bombe","energisch")。これ以外の有名どころでは、

 「アルバイト」:"arbeit"(ドイツ語で「働く」の意)
   英語では"part-time job"

 「カルテ」:"karte"
   英語では"medical (/clinical) records"

 「リュックサック」:"rucksack"
   英語では"backpack"(ただし、英語でも"rucksack"と言うこともある)

などがあります。

ちょっと意外なところでは、ドラマなどの「1クール」(番組枠の基本単位、1クール=13週間)があります。これは、ドイツ語で"kur":「特定の治療に要する一定の期間」に由来すると言われています(ただし一説には、英語の"quarter"に由来するという説もあるようです)。

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10/25/2004

「パンク」を英語で何と言うか?

注意していても、ふとした時に車関係のトラブルは襲ってきます。そしてこういう場合、その状態を口頭で説明する必要が出てきますので、いろいろな症状を説明する語彙を持っておくことは大変重要と思われます。
ということで本日の問題。このようなトラブルの典型例、「パンク」を英語で何と言うのでしょうか?


<解答>

 「パンク」:"flat tire, puncture"

"flat"は「平らな」以外にも、「(タイヤなど)空気の抜けた、(炭酸飲料など)気の抜けた」という意味を持っています。"I had a flat tire this morning."などといった形で使用されます。

"puncture"は日本語の「パンク」の元になった言葉で、もともと「鋭いもので刺して穴をあける」という意味です。この場合は、"I had a puncture this morning."とも、"My car had a puncture this morning."とも言うようです。

ここで、"puncture"と類似した語源を持つ言葉をまとめてみます。

"punctual"とはもともと「(鋭いもので刺したような)穴の」という意味で、そこから時間をビシッ、ビシッとキッチリ守っていく行為になぞらえ、「几帳面な、時間に正確な」という意味で使われます。また、"punctuate"は同様の語源から、「句読点を打つ、中断する」といった意味になります。

さらには、"acupuncture"だと「鍼、鍼治療」という意味になるのですね。「パンク」と「鍼」、ともに"puncture":「鋭いもの」つながりと考えると、ちょっと憶えやすくなるかもしれませんね。

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10/24/2004

"crane"とはどういう意味か?

今日は、「はたらくくるま」に関する英語です(笑)。ということでさっそく本日の問題。人力では動かせない重い物を移動させるための機械を「クレーン」:"crane"と言いますが、さてこの"crane"とは元々どういう意味なのでしょう?


<解答>

 "crane":「鶴」

クレーンの動きや姿形が「鶴」に似ていることから名付けられたと言われています。なお、「クレーン」のことを日本では「起重機」と呼ぶそうです。

皆さんよくご存じ、「ダンプカー」:"dump truck"という乗り物があります。これは、荷台を傾けたりその底を開いたりして、積んでいる物を「どさっとおろす」:"dump"する機構から名付けられています。同様に、"dumping"とは「ゴミの投げ捨て、投棄」という意味がありますが、皆さんよくご存じなのは「投げ売り(ダンピング)」の方ではないでしょうか。

空港に行くと、飛行機を押している小さい車を見かけることがあります。あれは、後ろに進めない飛行機をバックさせるための車で、「トーイングトラクター」:"towing tractor"と呼ばれます。イリノイ大の駐車場の表示です"tow"とは「引っ張る、牽引する」という動詞なのですね。でも、実際には飛行機を「押して」いるのですが(笑)。

さて、アメリカの駐車場ではこんな表記をよく見かけます。アメリカは駐車違反などには非常に厳しいので、ご利用の際にはご注意下さい。

 "Violators subject to tow"
  「違反者はレッカー移動の憂き目にあうんじゃゴルア ヽ(`Д´#)」

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10/23/2004

"Aren't you a Japanese?"にはどう答えるか?

今日は、多くの日本人が混乱してしまう「否定疑問文」のお話です。さて本日の問題。"Aren't you a Japanese?"にはどう答えることになるでしょうか?…あ、もちろんあなたは日本人だとします(笑)。


<解答>

 "Aren't you a Japanese?" "Yes, I'm (a Japanese)."

日本語で「あなた、日本人じゃないの?」と聞かれたら、「いやいやいや、バリバリ日本人ですって」と即座に答えることになるかと思いますが(笑)、英語では"No, I'm Japanese."とは言わないのですね。この違いの原因は、日本語の「はい、いいえ」は「相手の質問が合っているかどうか」により変わりますが、英語の"Yes,No"は基本的に「これから続く内容が肯定か否定か」により変わるためです。

学校の英語で必ず出てくる割に、実際の会話ではほとんど使われないフレーズに"Yes, I do (/am)."、"No, I don't (/am not)."があります(基本的にはYesやNoだけで事足りる)。なのになぜこの表現を勉強するかというと、これが英語の受け答えの基本だからなのですね。

もう一つ、よく日本人が間違う疑問文は、"Do you mind..."の形です。"Do you mind my smoking here?"と聞かれて、「いいですよ」のつもりで"Yes!"と言うと、きっとその後気まずいことになるかと思います(笑)。この形、よく「...してもいいですか?」と訳してあるため大変混乱を招くのですが、基本的に"mind":「気にする」という動詞をそのまま訳して、「...するのを気にしますか?」と考えた方がいい気がします。

 "Do you mind my smoking here?" "Not at all!"
 「ここでタバコを吸うと、あなた気になりますか?」「全然気にならないよ!」

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10/22/2004

「チョロい」を英語で何と言うか?

「今日のテスト、簡単だったね」を英語にすると、"Today's test was easy."といった表現になるかと思います。これをさらに砕けて言うと、日本語では「今日のテスト、チョロかったね」なんて言ったりしますが、さて英語ではどのような表現をするのでしょうか?


<解答>

 「今日のテスト、チョロかったね」

  :"Today's test was a piece of cake."

"a piece of cake"とは直訳すると「一切れのケーキ」、つまりそれを平らげることくらい「チョロい、簡単」といった意味で使われます。似たような表現としては、"no sweat"、つまり汗もかかないくらい「チョロい、簡単」という意味になります。

 "How was today's test?" "No sweat!"
  :「今日のテストどうだった?」「楽勝!」

これ以外に"cake"の含まれた表現をご紹介。
"take the cake"と言うと、「(ご褒美、商品として)ケーキを得ること」、すなわち「賞を得る、傑出する」という意味になりますが、皮肉を込めて「(悪い意味で)抜きんでている」意味で使われることもままあります。

 "Her arrogance takes the cake."
  :「彼女の傲慢さにはほとほと呆れるね」

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10/21/2004

"water under the bridge"とはどういう意味か?

今日は、我々が生きていくうえで欠かせない"water"に関する英語表現を取り上げます。ということでさっそく本日の問題。"That's all water under the bridge."とはどういう意味なのでしょうか?もちろんポイントは"water under the bridge":「橋の下の水」の部分ですね。


<解答>

 "That's all water under the bridge."

  :「あれは全て過去のことで、今さらどうしようもない」

"water under the bridge"とは、「橋の下の川の水は常に入れ替わっている」ということから、「今さらどうしようもない過去の(不幸な)出来事」という意味になります。

なお、英語では「お湯」に相当する単語がないため、"hot water"という表現をしますが、"in hot water"と言うと、「苦難、苦境の中に」というidiomになります(もちろん、「お湯の中に」という意味でも使われますが)。

 "He got in hot water with his parents."
  :「ヤツ、両親とトラブってるんだって」

ちなみに、日本語で「煮え湯を飲まされる」という似た表現がありますが、こちらは「裏切られてひどい目にあわされる」という意味で使われます。例文として、毎回毎回騙されて海外ロケに連れて行かれる大泉洋氏の言葉を引用します(笑)。

「毎回毎回ねえ、行かないと言っているのに煮え湯を飲まされてここまで来たけども」
(水曜どうでしょう 「合衆国横断 ~北米大陸3750マイル~」第一夜より)

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10/20/2004

"study"と"learn"との違いはどこにあるか?

幼稚園で見つけたポスターさて、今日は息子が通う幼稚園で見つけたポスターから。

 "Curiosity = motivation to learn"

個人的にはすごくいい言葉だなあと思ったのですが、同時に、「何で"study"じゃなくて"learn"なんだろう…」という疑問が浮かんできました。ということで本日は「似たようで違う言葉」に関する問題。"study"と"learn"との違いはどこにあるのでしょうか?


<解答>

"study":to spend time reading, going to classes etc in order to learn about a subject

"learn":to gain knowledge, comprehension, or mastery of a subject or skill, by experience, by studying it, or by being taught

"study"とは、何かを"learn"するために本を読んだり、授業に出たりという行為で「時間を費やす」ことに主眼が置かれていて、結果はさほど重要視されていません。これに対し、"learn"は経験、"study"、また教えられることによって「知識を得る、理解する、マスターする」という結果を重視した表現と言えます。つまり、"I study English every day to learn it":「英語を習得するため、毎日時間を費やし勉強している」といった関係性なのですね。

ポスターの話に戻すと、これは子供が好奇心によっていろんな事を「習得」していくんだよ、ということを言いたいため、このような表現になっているものと思われます。"Curiosity = motivation to study"だと、「(科学などで新しいことを知りたいと)勉強、研究する原動力になるのは好奇心だ」といった感じの意味になってしまうということですね。

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10/19/2004

「割り勘にしよう!」を英語で何と言うか?

さて、先日に続いて国名を含んだ英語表現です。ということで本日の問題。「割り勘にしよう!」を英語で何と言うでしょうか?


<解答>

 「割り勘にしよう!」:"Let's go Dutch."

"Dutch"とはオランダ人を指すのですが、"go Dutch"で「(ケチなオランダ人に習って)割り勘で行く」という口語表現になります。フランス同様、オランダもその昔イギリスと仲が悪かったため、英語で"Dutch"というと差別的な表現が多いのですね。ただし、この"go Dutch"という表現はちょっと古いようで(日本で言うと、「割前勘定」と略さず言った感じ?)、一般的には"Let’s split the bill (/cost).""Let's go fifty-fifty."といった表現が使用されるようです。

これ以外に、"Dutch"を含む表現としては、"Dutch uncle":「ズケズケと厳しく非難する人」"Dutch courage":「酒を飲んだうえでの空元気」などがあります。また、"double Dutch"と言うと、「2本の長い縄を使って行うスポーツ長縄飛び」の事も指しますが、「意味不明な、ちんぷんかんぷんな」という意味にも使われます。

 "Don't ask me anything about computers. It's double Dutch to me."
  「コンピューターのことは聞かないで下さい…全くちんぷんかんぷんなので…」

ちなみに、"It's all Greek to me."と言ってもほぼ同じ意味になります。こちらは、シェークスピア(Shakespeare)の戯曲、ジュリアスシーザー(Julius Caesar)に出てきた表現に由来するようです。

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10/18/2004

"What letter of the alphabet is a drink?"

今日はいきなり皆さんにクイズです。

 "What letter of the alphabet is a drink?"

答えは番組の最後でお知らせしますよ。土井善晴でした。(←意味が分からない方は即刻スルーしてください ヽ(゚∀゚)ノ


<解答>

 "What letter of the alphabet is a drink?"
  (飲み物であるアルファベットは何?)

  答え:"T"…tea(お茶)

真剣に考えた方、ごめんなさい。今日のテーマは「なぞなぞ」:"riddle"です。
ということで、以下にいくつか代表的な英語のなぞなぞを出題します。ちょっとした頭の体操にどうぞ。(´∀`)ノ

(1) What is the strongest day of the week?
(2) What is broken when you name it?
(3) What time is it when the clock strikes thirteen?

以下、解答編です。

(1) What is the strongest day of the week?
  (一週間で最も「強い」のはどの日か?)

 答え:"Sunday"
   他の日は"weekday"("weak day":「弱い日」)だから

これはかなりクラシックな問題らしく、週休二日が普及した現在では「死語」ならぬ「死問」になりつつあるようです(笑)。

(2) What is broken when you name it?
  (名前を呼ぶと壊れるもの、なーんだ?)

 答え:"silence":「静寂」

これはあまりにもorthodox(伝統的)な一問ですね。というか、別に日本語でも同じ答えだし(笑)

(3) What time is it when the clock strikes thirteen?
  (時計が13回ボーンと鳴るのはいつ?)

 答え:"Time to get a new clock"
      「新しい時計が必要なとき」

えっ、どういう意味?…あー、要は、「時計が壊れたとき」ってコト?

 …って ゴルアー(゚Д゚#)ノ (笑)

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10/17/2004

"over the hill"とはどういう意味か?

Over the hillHalloweenも近いということで、いろんな店で子供達が扮装するための衣装が売られています。今日はParty goodsの店に行ってみたのですが、店内はお客さんで溢れかえっていましたね。ということで、そこで見つけたものから本日の問題を。こちらはBirthday goodsのコーナーで見つけたのですが、では"over the hill"とはどういう意味でしょうか?


<解答>

 "over the hill":「(人などが)盛り・青春を過ぎて」

英英辞典で調べると、"past one's prime"("prime":「全盛期、青春」)という意味の口語表現と書かれています。"over the hill":「丘を超えて」というイメージそのままですが、ちょっと悲しい表現ですね(笑)。なお、「(病気などが)峠を越えて」という意味で使われることもあるようですが、その意味では"over the hump"("hump":「らくだのコブ、丘」)と言う方が多いようです。

日本では、大人になると誕生日パーティーというものをやらなくなりますが、アメリカではいくつになってもそういうお祝いが盛んに行われています。この"over the hill"とは、40歳(場所によっては50歳)を迎えた時に盛大に行うお祝いのことで、このプレートはその場を飾るためのものなのです。ちょっとブラックジョーク入ってますが(笑)、お祝いする気持ちは変わらない、ということで。

さて、これ以外に"over"の付く表現をば。
"over the moon"と言うと、そのまま考えれば「月を越えて」。そこから「(月を飛び越えるほど)非常に幸せで、大喜びして」という意味で使われます。また、"over the top"と言うと日本では「目標、限界を超えて」というポジティブな意味が強調されますが、英語では「度を超えて、行き過ぎて」という意味で使われることが多いようです。

 "Her clothes are over the top."
  :「彼女の服、ちょっとヤリ過ぎじゃない?」

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10/16/2004

"French leave"とはどういう意味か?

英語には、外国の国名を含んだ表現が数多く存在します。その中から今日は「フランス」編をお送りします。「フランス」:"French"を含んだ言葉といえば、"French fries":「フライドポテト」、"French toast":「フレンチトースト」など食べ物関係が多いのですが、それ以外にもいろんな表現があるのですね。ということで本日の問題。"French leave"とはどういう意味でしょう?


<解答>

 "French leave":「あいさつなしで出ていくこと、無断欠席」

辞書的には、「18世紀のフランスで客が主人側にあいさつしないで去った習慣から」と書いてありますので、どうもこの言葉、イギリスとフランスとが仲が悪かった頃の名残のようなのですね。そして逆に、フランス語で"s'en aller à l'anglaise"(イギリス風の退出)と言うと、これまた「あいさつなしで出ていくこと」という意味になるそうです。小学生のケンカみたいですね(笑)。

似たようなニュアンスで、"French":「下品な汚い言葉」という俗語もあるようです("Perdon my French":「下品な表現で失礼」)。さらには"French letter"という表現もあるようです(特にイギリス)が、敢えてここでは意味は触れないでおきましょう。ヽ(゚∀゚)

これ以外では、"French doors":「観音開きのガラス戸」という表現もあります。このため、日本でも観音開き式の冷蔵庫を「フレンチドア型」と呼ぶそうです。また、"French curve"は「雲形定規」という意味になります。

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10/15/2004

"limelight"とはどういう意味か?

「ライムライト」と聞くと、おそらく多くの方はチャールズ・チャップリンの映画を思い出されることと思います。落ちぶれた道化師とバレエダンサーの人生の栄光と挫折とを描いた名作ですね。ということで本日の問題、"limelight"とはどういう意味なのでしょうか?


<解答>

 "limelight":「石灰光、灰白灯、(the ~で)注目の的」

"lime"とは「石灰」、特に「生石灰(酸化カルシウム)」:"quicklime"のことを指します。石灰を酸水素炎で熱すると強烈な白光を発するのですが、これが「石灰光」、すなわち"limelight"と言われるものです。これはその昔、舞台照明用の「灰白灯」として利用されていたため、"the limelight"で「注目の的」という意味も持っています。ちなみに、"the spotlight"も同じ意味で使われます。

 He always wants to be in the limelight.
  :「彼は常に脚光を浴びたがっている」

"flashlight"と聞くと皆さんは何をイメージするでしょうか。直観的には「フラッシュ、閃光」といったイメージしかありませんが、じつは「懐中電灯」も"flashlight"なのです(イギリスでは"(electric) torch")。アメリカ人から「flashlightはどこ?」と言われても、おそらくそれは写真のフラッシュのことではありませんのでご注意下さい(笑)。

"light"つながりでもう一つ。"green light"とはその名の通り「青信号」を指しますが、口語では「(計画などの)許可、 承認」という意味でも使われます。日本語で言う「ゴーサイン」とほぼ同じ意味ですね。

 The government gave the green light for construction to begin.
  :「政府は建設開始の許可を出した」

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10/14/2004

"white elephant"とはどういう意味か?

動物を含んだ慣用表現は、日本語にも英語にも多く見られます。今日はそんな一例をご紹介。"The theater was widely regarded as a white elephant."とはどういう意味でしょう?果たしてその劇場は本当に『白い象』だったのでしょうか?それとも…


<解答>

 "The theater was widely regarded as a white elephant."

   :「その劇場は金食い虫の役立たずとみんなが思っていた」

その昔、タイの国王は気にくわない部下に対して白い象を贈ったそうです。というのも、象はその体格ゆえ飼うのにお金がかかる訳ですが、タイでは白い象は神聖なものでぞんざいに扱うことが出来ないためずっと飼い続けるしかなく、そのうち贈られた方は身を滅ぼしてしまうためです。このため、"white elephant"という表現は、「(お金がかかる)やっかいなもの」という意味で使われます。ちなみに、"pink elephants"(複数形が一般的)だと「(酒、薬物などによる)幻覚症状」という意味になってしまいます。

ちなみに、"white"と言うと、「白い」というイメージしかありませんが、これ以外にもある特定の意味に使われることがあります。その昔、「白魔術」という、治療・救済などの「人助け」に用いられる魔術があったと言われています。このため、"white"は「善意による」という意味も持っています。例えば、"white lie"と言うと、「(他人を傷つけないための)悪意のない嘘」という意味になります。

 "There are times when a white lie is the best you can do."
   :「時には嘘をつくことがベストの選択ってこともあるんだ」

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10/13/2004

"under the weather"とはどういう意味か?

今日はいきなり例文です。"You look a bit under the weather."とはどういう意味でしょうか?"weather"といえば天気、なので「天気の下に見える」…いやあ、そんなハズはない!(笑)


<解答>

 "You look a bit under the weather."

  :「あなた、ちょっと具合悪そうね」

ご存じの通り、"weather"は一般的な「天候」(ある場所、ある時間の気象状態)を指す言葉なのですが、特に"the weather"という形で「荒れ模様、荒天」という意味になることがあります。このため、"under the weather"で「荒天のもとに(いる)」となり、そこから転じて「ちょっと調子が悪い(slightly ill)」という意味の口語表現になっています。そこからさらに、「酔っぱらった、二日酔いの」という意味でも使われます。なお、"climate"は"weather"と同様に気象状態を指す言葉なのですが、「ある地方の年間を通じた平均的な気象状態」、すなわち「気候」という意味になります。

ちなみに、「二日酔い」というと"hangover"という表現が一般的です。"hang over"という動詞句は「事態・状態が持ち越される、そのまま残る」という意味ですので、お酒の影響が「夜を越えて持ち越される」という意味で"hangover"と言うようになったようです。似たような表現としては、「外泊」:"sleepover"があります。これは特に、子供達が誕生日祝いなどの目的で友達の家に泊ることを指すことが多いようです。

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10/12/2004

「ステンレス」「ステンドグラス」を英語で何と言うか?

「ステンレス」と言うと、クロム(Cr)やニッケル(Ni)などを加えて(合金化して)錆びにくくした鉄(Fe)系材料のことを言います。また、「ステンドグラス(ステンドガラス)」と言えば、教会の窓ガラスやランプのシェードなどに見られる、色ガラス片の組み合わせにより作られた工芸ガラスを指します。とここで本日の問題。「ステンドグラス」「ステンレス」を英語で何と言うでしょうか?実はこの2つの言葉にはある共通点が存在するのですね…


<解答>

 「ステンレス」:"stainless (steel)"

 「ステンドグラス」:"stained glass"

"stain"とは元々「色を付ける」という意味で、そこから「シミ、汚れがつく」、および「着色する」という2つの意味が派生しています。このため、「シミ、汚れのつかない」=「錆びない」:"stainless"、および「着色された」:"stained"というそれぞれの単語が生まれたという訳です。

んで、英語とは何の関係もないステンドガラスの豆知識、ガラスの着色方法についてちょっとだけ(笑)。

昔の「ステンドグラス」には透明なガラスの表面を顔料で着色したものが使用されていましたが、今ではガラス全体を着色したものが使用されています。これは、ガラスを作る段階でいろんな種類の着色剤を加えて作るのですが、大きく分けて「イオンによる着色」「コロイド(1~100nm程度の大きさの粒子)による着色」があります。例えば、ラムネ瓶の青緑色は鉄(Fe)イオンによる着色で、ビール瓶の茶色は硫化鉄(FeS)のコロイドによる着色です。大雑把に見ると、寒色系(青系)はイオン着色、暖色系(赤系)はコロイド着色が一般的ですが…ごめんなさい、あまりにマニアックな話なのでここで止めておきます(笑)。

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10/11/2004

"a shot in the arm"とはどういう意味か?

"shot"と言えば、「発射、発砲」(ショットガン)、「ゴルフのショット」(ナイスショット!)、「スナップ写真」(スナップショット)など、日本語でも英語と同じ意味で広く用いられる単語です。ということで、今日は"shot"に関する英語表現を取り上げます。まずは本日の問題。"The plan will be a shot in the arm for our company."とはどういう意味でしょう?


<解答>

 "The plan will be a shot in the arm for our company."

   :「その計画は我が社にとって大きな刺激となるだろう」

"a shot in the arm"とはもともと「腕への注射」という意味なのですが、そこから転じて「刺激となるもの、元気を回復させるもの、カンフル剤」という意味にも使われます。日本で「腕への注射」というと何か怪しい意味になりそうですが(笑)。ちなみに、「カンフル」:"camphor"とは防虫剤として有名な「しょうのう(樟脳)」のことなのですが、心臓の動きが弱くなった人への「強心剤」として使われていたため、「カンフル剤」という言葉が「だめになりかけた物事に対する効果のある手段」の意味で用いられるようになったようです。

なお、"a shot in the dark"と言えば、「暗闇での発砲」、すなわち「当てずっぽう、当て推量」という意味になります。

 My answer to the last question was a complete shot in the dark.
   :「さっきの質問に対する答えは完全に当てずっぽうだった」

また、"long shot"という表現は、「長い距離の発砲」、すなわち「成功しそうにない試み、大胆な計画、大穴」といった意味で使われます。

 I think that might be a long shot.
   :「無謀な賭け(勝ち目のない勝負)かもしれないと自分でも思う」

ちなみに、機動警察パトレイバーの初期OVA(Original Video Animation)の第2話、「ロングショット」はまさにこの意味で使われてましたね(笑)。

 遊馬:「運を天に任せるしかないか…『でっかい賭け』のことを英語ではなんて言ったっけ」
 香貫花:「Long shot!」
   (機動警察パトレイバーOVA 第2話「ロングショット」より)

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10/10/2004

"in black and white"とはどういう意味か?

今日は「色」が含まれた英語表現を取り上げてみます。
んでさっそく本日の問題。"I want this agreement in black and white."とはどういう意味でしょう?


<解答>

 "I want this agreement in black and white."

   :「この契約を文面にしてほしい」

"in black and white"には、見た目の通り、「白黒の」("film in black and white":「白黒フィルム」)という意味もありますが、「印刷された、文書化された」という意味にもなります。また、「(物事を)単純化して考えた」という意味にもなります。

 "There's still a tendency to see the issues in black and white"
   :「まだその問題を単純に見過ぎている嫌いがある」

ちなみに、"black and blue"だと、「青あざ(bruise)のある」という意味になってしまいます。これに似た表現として、"black eye":「(殴られて出来た)目の周りのあざ」がありますが、これは口語では「恥、不評、不名誉」という意味にもなります。

 "The scandal was a black eye to his reputation."
   :「そのスキャンダルで彼の評判は地に落ちた

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10/09/2004

「生き写し」を英語で何と言うか?

親になってみて思うこと。子供が自分にそっくりと言われると、嬉しいような申し訳ないような(笑)。それはともかく、よく似ている様を「生き写し」なんて言ったりしますが、さてここで問題。「生き写し」を英語で何と言うでしょうか?


<解答>

 「生き写し」:"be the image of"、"be the picture of"

"image"そして"picture"には、「よく似たもの」という意味がありますので、"He is the image (/picture) of his father."と言えば「彼はお父さんの生き写しだ」となります。また、これらは「典型例」という意味にもなりますので、"He is the image (/picture) of health."と言うと、「彼は健康そのものだ」という意味にもなります。

"image"で一つ。「イメージアップ」「イメージダウン」という言葉がありますが、これらは和製英語です。というのも、"image"という動詞には「描く、想像する」といった意味しかないのですね。このような表現をする場合は、原因を主語にして"improve one's image""damage one's image"と言うようです。

"picture"でもちょっとだけ。"I get the picture."とはどういう意味でしょうか?直訳すると「絵を手に入れる」となりますが、これは口語表現で「事態をのみこむ」という意味で使われます。「状況はよーく分かった」といった感じですね。

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10/08/2004

"from scratch"とはどういう意味か?

今、新しい実験設備を自分で設計していて、その部品調達を行っています。いくつかの部品は手持ちがあるのですが、残念ながら長さがちょっと足りない金属部品がありました。そこで、機械加工のtechnician(技師)に溶接などで長くすることが出来ないかメールで問い合わせたのですが、その返事に書いてあった言葉は、"I can make it from scratch."。ということで本日の問題。"from scratch"とはどういう意味なのでしょうか?私は意味が分からず辞書で調べました…


<解答>

 "from scratch":「最初から、ゼロから」

"scratch"とは「ひっかく」という動詞なのですが(例:スクラッチカード、DJのスクラッチ)、「地面などに棒で何かを書く」という意味もあります。"from scratch"とは、「『地面に書かれた線』から」という意味で、転じて「『(地面に書かれた)スタートライン』から」という意味になり、「裸一貫、ゼロからのスタート」といった感じの意味になったようです。

なお、"scratch"には、「(線を引いて)消す、削除する」という意味もあります。このため、「(スポーツ選手、競走馬が)出場を取り消す」という意味にもなります。海外競馬に詳しい方だと、「スクラッチ(出走取消)」という言葉は耳慣れているかもしれませんね。

さらに、"scratch"は「寄せ集めの、ありあわせの」という形容詞にもなります。なので、アメリカで"scratch paper"と言うと、「(裏紙などを寄せ集めて作った)メモ用紙」という意味になります。

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10/07/2004

「目やに」を英語で何と言うか?

えー、今日はまず、ゴン太さんから頂いたお葉書をご紹介。「『目やに』は英語で何と言うのですか」…お葉書ありがとー!
…と、ニセDJ風に始めてみました。いかがかしら?(笑)
ということで今日の問題は「『目やに』」を英語で何と言うか、です。採用されたゴン太さんには、賞金が…出るでしょうか?ヽ(゚∀゚)ノ


<解答>

 「目やに」:"eye mucus"、"sleep"

"mucus"(発音はミューカス)はもともとラテン語で「鼻水」という意味で、広く「(動植物の)粘液」を指します。そのため、"eye"を付けると「目の粘液」、つまりは「目やに」といった意味になるようです。あと、寝ている間に溜まってしまう目やにについては、口語的表現で"sleep"とも言います。

以下、「目」に関する慣用句的表現を集めてみました。

 「目の中に入れても痛くない」:"be the apple of one's eye"

"the apple of one's eye"とは、「眼、瞳」を指す、聖書に由来する表現だそうです。「眼、瞳は非常に大切」ということから、「非常に大切なもの」という意味になったようです。

 「目からウロコが落ちる」:"the scales drop from one’s eyes"

"scale"は、ここでは「ものさし」ではなく、「ウロコ」という意味になります。そう、実は英語と日本語が全く同じ表現なのですね。ちなみにこちらも聖書(新約聖書)に由来する表現だそうな。

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10/06/2004

"smoke-free"とはどういう意味か?

私事ですが、アメリカに来てタバコをやめました。仕事のストレスから解放されてタバコを吸う必要がなくなった(なのでもともと自宅では吸っていなかった)というのが一番の理由ですが(笑)、タバコ自体が非常に高い、そしてアメリカは分煙が非常に進んでいて喫煙場所を探すのに苦労する、などの理由も少しあります。そんなアメリカでは、建物の入り口などに"smoke-free"と書かれているのをよく見かけますが、さてこれは一体どういう意味なのでしょう?


<解答>

 "smoke-free":「禁煙の」

これは、日本でよく見る"non-smoking"と同じ意味になります。

さて、なぜ今日はこんな比較的「当たり前」な出題をしたかというと、"**-free"には「~がない、免除された」という意味はあっても(例:"sugar-free":「砂糖未使用の」"carefree":「心配のない、のんきな」)、「~が自由にできる」という意味はないということを言いたかったためです。"smoke-free"が「自由にタバコを吸える」という意味にならないのと同様に、"link-free"は「自由にリンクできる」という意味にはならないのですね。もし、ご自身のウェブサイトで「リンクフリー」という言葉を使用している方がいらっしゃいましたら、「リンクはご自由にどうぞ」などと書き換えられた方がよいかもしれません(笑)。

じゃあ英語でいわゆる「リンクフリー」を何と言うのか、気になって調べてみましたが、英語圏ではそういう決まった表現がない、と言うか、「リンクはされて当たり前、だから『ご自由にどうぞ』なんて断りを入れる習慣がない」というのが真実のようです。
ちなみに私はこの点については英語的考えですので、もしお役に立てるようであればリンクはご自由にどうぞ!(笑)

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10/05/2004

「キーホルダー」を英語で何と言うか?

今お世話になっているイリノイ大は、キャンパスが塀に囲まれておらず、自然に街と一体化しているのが大きな特徴です。そのせいもあってか非常にオープンな雰囲気があるのですが、だからといって誰でも建物の中に入れる訳にはいかないので、職員や学生たちは自分のよく行く建物や部屋の鍵を持ち歩く必要があります。実際私も10個以上の鍵を持ち歩いており、キーホルダーは鍵だらけなのですが(笑)、さてここで問題。「キーホルダー」を英語で何と言うのでしょう?


<解答>

 「キーホルダー」:"key chain"、"key ring"

実は「キーホルダー」というのは代表的な和製英語なのですね。鍵を束ねるための金属製の輪を"key ring"、これにチェーンなどが付いたものを"key chain"と言います。ちなみに、鍵をなくした時に困らないように複製した「合い鍵」は"duplicate key"や"spare key"、種々の錠に合うように作られた「親鍵」は"master key"や"skeleton key"と言います。

なお、"key"には「鍵」以外にも「解決の手がかり、(コンピューターなどの)キー、(音楽の)調」などいろいろな意味がありますが、「(メキシコ湾の)珊瑚の小島」という意味も持っています。そう、アメリカ本土最南端のあるフロリダ州の「キーウエスト」:"Key West"の"Key"はこの意味なのですね。この"key"は、同じ発音を持つ"quay":「波止場」"cay":「(西インド諸島の)小島」の変形と言われています。

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10/04/2004

「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」を英語で何と言うか?

昨日に引き続き、病気のお話です。アメリカに来て、自分だけでなく子供の関係で何度か病院に足を運びましたが、その症状(symptom)を英語で説明するのってなかなか難しいんですよね。特に、「風邪」は気を付けていてもどうしてもかかってしまうので、その症状を説明する英語は覚えておいて損はないと思います。ということで本日の問題。風邪の代表的な症状、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」は英語で何と言うのでしょうか?


<解答>

 「くしゃみ」:"sneeze"

英語圏でくしゃみをすると、周りにいる人から"(God) Bless you!"と言われることがあります。これは昔、人の中にある霊魂がくしゃみによって外に飛び去ってしまうのを防ぐため、"God bless you!":「神のご加護があらんことを!」と言っていた名残という説がありますが、現代では「お大事に!」くらいの意味と思われます。なお、このセリフを言われた場合、"Thank you"と答えるのが礼儀だそうです。ちなみに、英語で「ハクシュン!(ハクション!)」は"Achoo":「アチュー」と言います。

 「鼻水」:"runny nose"

"runny"とは、「(バター、ジャムなどが)柔らかすぎる」という意味も持っています。確かに同じイメージですね(笑)。なお、熱などにより普段より涙が出る症状は同様に"runny eyes"という表現ができます。

 「鼻づまり」:"nasal congestion (/stuffiness)"

"nasal"とは、「鼻の」という形容詞です(例えば、「鼻音」:"nasal sound")。"congestion"は、粘液、血液などが溜まった状態を指しますので、「充血、うっ血」を指すこともありますし、さらには「(交通や人口などの)密集」という意味にもなります("traffic congestion":「交通渋滞」)。

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10/03/2004

"SARS"、"AIDS"とはどういう意味か?

近年世間を騒がせている病気に、"SARS"、"AIDS"があります。どちらも病気の英語名の頭字語acronym:ちなみに、"HIV"のように個々のアルファベットをきちんと読む頭字語はinitial wordと言います)なのですが、さて、それぞれどういう英語を略したものでしょうか?実はこの中には、病気でよく使われる決まった表現が隠れているのですね。


<解答>

 "SARS"="Severe Acute Respiratory Syndrome"
  「重症急性呼吸器症候群」

"acute"は「鋭い」という意味でよく使います("acute angle":「鋭角」)が、病名では「急性の」という形容詞となります。なお、「慢性の」は"chronic"という表現を使いますが、この語源はギリシャ語の「時間」に由来していて、そこから「永続的な」という意味になったようです。これと同じ語源を持つ単語としては、"chronicle":「年代記(事件を年ごとにしるした記録)」"chronological":「年代順の、年表の」などがあります。
ちなみに、"SARS"は一般的に「サーズ」と呼ばれますが、「全身性炎症反応症候群」(SIRS:Systemic Inflammatory Response Syndrome)と非常に似た名前の病気があり混乱を招くため、「サーズ」とは呼ばず「エスエーアールエス」と呼んだ方がいいという専門家の意見もあるようです。

 "AIDS"="Acquired Immune Deficiency Syndrome"
  「後天性免疫不全症候群」

"acquired"という形容詞は「後天的な」という意味で病名に使われます。"acquire"は「獲得する、身につける」という動詞ですね。なお、「先天的」という意味では"congenitus"(生まれついて持った)"hereditary"(遺伝性の)という単語が用いられます。

これらはどちらも「症候群」:"syndrome"ですが、これ以外に最近よく聞くものとしては、「睡眠時無呼吸症候群」:"SAS: Sleep Apnea Syndrome"「シックハウス症候群」:"SBS: Sick Building Syndrome"が挙げられます。

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10/02/2004

「携帯電話」を英語で何と言うか?

すっかり我々の生活になくてはならないものとなってしまった携帯電話。今や、普通の電話を「固定電話」なんて表現する時代になってしまいましたものね。もちろん英語圏でも携帯電話は大活躍な訳ですが、さて、英語で「携帯電話」を何と言うのでしょう?


<解答>

 「携帯電話」:"cellular phone"

ツーカーセルラー」の「セルラー」:"cellular"ですね。ちなみに、"cellular"とは「細胞の」という形容詞で、各アンテナを中心に細かい地域に区切られ、それらを基地局でまとめている様子が「細胞」に似ているためこのように名付けられたようです。最近では、よく"cell phone"なんて省略されたりしますが(英語の名刺によく書いてあります)、"cell"は「細胞」という名詞そのものなので、そういう意味ではReasonableな省略方法かもしれませんね。

ちなみに、"cell"には「(一つの陽極陰極反応で出来ている)単電池」という意味もあります。例えば、「乾電池(単1、単2などの単電池)」:"dry cell"「太陽電池」:"solar cell"「燃料電池」:"fuel cell"などです。そして、これらのcellが集まってできたものが"battery"と呼ばれます。"battery"はもともと「一組のもの、ひと揃いのもの」という意味を持っているのですね。だからピッチャーとキャッチャーの「組」は"battery"と言うのでした。

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10/01/2004

"Do you have the time?"にはどう答えるか?

今朝の出来事。大学内を歩いていたら、いきなり外人さん(男)から"Do you have the time?"という言葉を投げかけられました。と言うことでさっそく本日の問題。この質問にはどう答えればいいのでしょうか?幸いにも私はこの表現を知っていたので事なきを得ましたが、いきなりこんなコト言われると、「えっ、でも今から学校だし…」とか答えたくなりますよね(笑)。


<解答>

 "Do you have the time?" "It's eight forty-five."

これは、"What time is it now?"と同じく、「今何時か」を尋ねる表現なのですね。一瞬、「お時間ありますか?」という意味に勘違いしそうですが、こちらは"Do you have (some) time?"と確かに非常に似た表現があります。"the"の有無がこれだけ意味を変えてしまうということで、要注意ですね。

ちなみに、"time"関連で実際会話によく使う表現としては、「ごゆっくりどうぞ」:"Take you time."「お時間取らせてすみません」:"Thank you for your time."などがあります。

あと、変わった"time"の使い方としては、「音楽の拍子」があります。例えば、"Waltzes are usually in three-four time."などといった感じですね。

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